久々国会前に

午前中に面接を3件かたずける。今週にはいって8件、件というのはあまりにも機械的な感じではあるが、仕事としてはそういう風にスルーするのが一番。感情移入とかせず、相手の立場、都合に関わることなくとにかく事務的に進めるしかない。
午後は都内で打ち合わせ。郊外の辺境にいると、とにかく都内に出るだけで確実に半日がつぶれる。給与の締めとかもろもろあるので後ろ髪ひかれる思いもある。
打ち合わせというか会議は6時過ぎに終了、その後予定もはいっているのだが若干時間が空いたので久方ぶりに国会前に行く。正門前、ファミリーエリアともだいぶん人が少なくなった印象。ただしこの寒い中、しかも小雨がパラつく中でこれだけの人が集っていることに素直に感動を覚える。
確かに福島第一原発事故は多くの人々の意識を変え、原発と自分たちの生活が確実にリンクしているという実態に対して覚醒したのだということ。この場にやってくる人たちとそうではない人たちとの差は、それがより自覚的であるかどうかだといことだ。私のようなややもすれば消極的な意志表示にとどまる者にあっても、たまに時間があれば、こうやって集うことができる。国会前、毎週金曜日のその場は、へりくだったものいいとしていえば、小市民の原発に対するささやかな意思表示ができる場として確立しているのだと思う。
その日は7時半過ぎにその場を後にする。電車での移動時間に思いの他時間がかかり、友人との待ち合わせに若干遅刻する。