ワクチン接種5回目の感想

 土曜日(17日)、妻と二人で5回目のワクチン接種に行って来た。

 4回目をうった時、多分5回目はないかと思っていたのだが、今回は一人一回限りというオミクロン株対応2価ワクチンとのこと。

 

<これまでの接種記録>

 1回目2021年6月13日  大手町の自衛隊大規模接種会場

 2回目2021年7月17日  大手町の自衛隊大規模接種会場

 3回目2022年2月21日  大手町の自衛隊大規模接種会場

 4回目2022年7月31日  地元保健センター

 5回目2022年12月17日     地元保健センター

 

 世間的にはワクチン肯定派、否定派それぞれの意見多種多様にある。SNSなんかだなんとなく否定派の方が声がでかい印象もある。やれ副反応がとか、重い後遺症、接種後に亡くなった方の症例など。でも総人口の80%以上が接種しているのだから、そうした副反応や接種による死亡例、少なからずあるだろうとは思う。

 前にも書いたかもしれないが、そうした症例は多分パーセントにすれば1%に満たないのではないかと。例えば接種者の10%もそうした副反応や後遺症があったら、これはもう大規模な医療事故だし、少なくともそういうことにはなっていない。

 もちろん重い副反応や後遺症で苦しんでる方もいらっしゃるだろうし、運悪く亡くなった方の遺族にとっては、それこそ運が悪いとかで片づけられてはたまらないだろう。でも、医療に関しては100%はありえないし、結局は個別になるのだということ。確率的に安全かどうかと、蓋然性的な事故はあるということなのではと思っている。

 自分のような庶民、老人にとっては、このパンデミックに対して個人的になにが出来るかというと、例えば出来るだけ人混みに出ないとか、マスクをするとか、そういうこと以外に対処すべきことがない。そしてワクチンである。5類になれば1回5000円くらいはとられるワクチン接種が無償で受けられるとなれば、出来るだけ打っておきたいとそう考える。他にできる予防策がないのだから。

 日常的にこれまでの普通の生活に戻りつつある。街を歩いていても行動制限などというものはまったくない。ただ人々がマスクをしているだけだ。外国人も沢山いる。入出国も完全に緩和している。

 一方で感染者は増加している。寒くなるにつれて、密閉された空間で暖房を使い、換気も十分になされないからだろうか、新規感染者は増加の一途で日々10万人以上を更新している。身近にも感染した人もチラホラいる。妻の通うデイケアなどでも通所ではあまり出ていないが、入所の方では職員での感染者がでたという話も伝わってくる。

 ここでは書いていなかったが、千葉に住んでいる子どもも実は割と最近感染した。土日の二日間熱がでて抗原検査キットで検査したところ陽性だったという。すぐに平熱に戻ったが鼻水と咳が少し続いたという。仕事の方はずっと在宅でテレワークしているので、特に休まず続けられたとか。そして一週間後に再度検査して無事陰性になった。今のところ後遺症らしい後遺症もなく、味覚も問題ないという。

 保健所なり自治体なりに連絡すると、とにかく自主的隔離の勤行。医者にも行くなということらしかった。

 子どもの場合はただの風邪みたいなことで済んだみたいだが、これもまた個々だ。症状の重い人もいるだろうし、後遺症に悩まされている人もいる。

 本当にコロナは身近な感染症であり、隣のコロナは実感される。

 だからこそ、出来得る対処法、庶民の我々ができることといえば、結局のところワクチン接種くらいということになってしまう。

 2019年12月31日、中国当局からWHO(世界保健機関)へ原因 不明の肺炎の発生が報告された。2020年1月1日に中国武漢の海鮮市場が閉鎖され、1月16日に日本でも神奈川県で最初の感染者が確認された。コロナ・パンデミックという厄災が3年続いている。そのうえで、我々に出来ることは結局のところ検査、ワクチン接種、消毒とマスク、それだけなのである。国内の累計感染者は2700万を超え、世界でも6億5千万人以上の感染者がいる。

 いつ罹ってもおかしくない日常にいる。でも、もしできることなら、せっかく3年間罹らずにいるのだから、出来ればこのまま運よく逃げ切ることができないかと思っている。ささやかな希望ではある。