ワクチン接種2回目完了(妻の)

 妻の2回目のワクチン接種が終わった。朝10時から市の大規模接種会場での予約で1回目よりもスムーズでほとんど待ち時間もなかった。今のところ副作用もほとんどないようで、打った箇所の腫れもほとんどない。もっとも左上肢はマヒしているので痛みはもともと感じないのだが、妻的には倦怠感やダルさ等もないという。

  我が家の場合、自分は6月、7月で2回接種を終わらせている。大手町の大規模接種会場でモデルナのものだ。妻のワクチンはファイザーだと聞いている。8月7日まで接種総数は以下のようなことらしいので、とりあえず接種済みの3割の中に入ったということになるのか。

  1回目 2回目
総接種数   48,030,427(37.8%)   35,804,901(28.2%)
高齢者   31,058,684(87.5%)   28,818,848(81.2%)
64歳以下   16,793,079(18.3%)    6,894,723(7.5%)

 これで二人とも安心してどこでも行けるとはもちろんならないとは思う。ただし今の感染拡大の状況の中でも死者の数が発表されているとおりだとすれば、ワクチンの効果で重症化リスクは軽減されているのだとは思う。

 それにしても64歳以下のワクチン接種が進んでいない状況は看過できないものがある。オリンピック期間中に感染爆発が起き、東京都では連日新規感染者が4千から5千人超、全国でも1万5千人台というパンデミックとなっている。

 新規感染者は20代から50代が中心となっている。まだワクチン接種が行き渡っていない層だ。彼らが外で飲食を繰り返しているのかといえばそんなことはない。ようは社会活動、経済活動の中心になっている人々であるというだけだ。今の状況でこそ、去年の春に行ったような大規模な自粛、商業施設、文化施設、学校等の休業が必要なのだが、政府の腰は重い。一方でオリンピック強行を進めてしまったため、自粛とオリンピック=祭典という二律背反を国民に強いる形になっている。

 今日でオリンピックも終わった。感染拡大は多分、お盆休暇等での人流抑制の効果が出てくる9月上旬から中旬までは続くことになると思う。願わくば64歳以下の方々へのワクチン接種が進んでいくことを祈るばかりだ。さらにいえばオリンピックの喧噪が終わった以上、もう一度大規模商業施設の休業や時短営業、企業のテレワークのさらなる推進など、現役世代層の感染リスクを抑える施策ともちろんその前提となるような補償を行っていくことを期待する。

 財源不足というのであれば、国債を発行すればいい。アメリカはバイデン政権になってから大規模な財政出動を続けている。パンデミックが有事であるとすれば、場合によっては戦時国債のような形でもどんどん金を刷っていいのではないかと思ったりもする。株価を維持し、富裕層の資産を安定させるためだけに、国債や年金資産を運用するのは如何なものかと嫌味の一つもいいたくなるところだ。

 離れて暮らす子どもも、ワクチン接種は7月末に1回目、8月末に2回目の予定と聞いている。ここんところ連絡を寄越してこないが、便りがないのは良い知らせじゃないが、普通に仕事に行っていればいいのだが。

 これだけ感染が拡大していると、普通に仕事をしていればいつ罹患してもおかしくない状況にあるのだとは思う。リタイアした自分は人が集まるところを避けて暮らすしかないのかとも思う。妻は週4回デイサービスに行っている。高齢者のワクチン接種が進んでいるとはいっても、いつ感染するかもわからない状況だ。

 願わくば運よく感染せずに、コロナ終息を迎えたいとは思う。ワクチン接種はほんの少し感染の確率が下がり、重症化リスクが低減化したということでしかならないと思う。とはいえ家にずっと籠ってという訳にもいかないし。マスク勤行、消毒勤行、そして人の少ないところ、少ないところへ出かけるみたいなことでしかないのかなと思っている。

 貼り付けたのはただのイメージ。ワクチン接種のイメージは『ねじ式』、パンデミックへのいいしれぬ不安におののきながら、接種した部位を押さえるみたいな感じか。

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