日録風3.17〜いろんなことに慣れていくのだろうか、そして真っ暗な夕食のこととか

今朝もきちんと6時して娘の弁当作りから。昨日だったか娘が持ち帰った学校からのプリントによれば、教育委員会からの文書で、今年度は給食を中止するとのこと。ようは3月いっぱい弁当作りに励まなくてはならないということ。なんか致命的である。
ようや今学期だから、新学期からは給食復活になるだろうと甘い期待も持ちそうだが、今の電力事情、例の福島の原発の状況、東北の被災地の状況とかを考えると、どうにもそれが難しいのではという予感もする。
おそらく計画停電は今後しばらく続きそうである。甘く見積もっても一月、あるいはゴールデンウィークあたりまでという観測も成り立つ。でも東電の電力供給量はどうか、そして夏のエアコンのこととかも影響するだろう。つねに最悪の事態から出発するという見方からすれば、この計画停電は夏まで続きそうな気もする。よしんば5月を待たずに終了しても夏に復活するということも考えられる。
そうなると我々の生活はどうなるのか。たぶんに相当しんどいことになるのだろう。それでも被災地の人々からすればまったくオーライではあるのだが。しかし人々に我慢を強いるときに、こういうフレーズを使うのには、けっこう注意が必要だとは思う。
「被災地の人々の苦労を思えば、ちょっとくらい不便は我慢すべきだ」というスローガンには、どうにも「欲しがりません勝つまでは」的なものと同じ匂いを感じざるを得ない。
とはいえこの不便さはある意味いたし方ない部分もあるにはあるのである。たぶん、たぶんではあるが、おそらくみんなこの不便さに慣れてきていくのではないかとも思う。仕事も家庭も、ある意味、この不便さに順応して、それに合わせた生活のサイクルを作り出していくのかもしれないと、まあそんな気もしないではない。
本日の夕刻、計画停電は18:20〜10:00頃までだったか。ほぼ予定通りに停電となる。早めに食事を作っていたので、家族三人でロウソクをたてた暗いテーブルで食事をとる。電気のこない時代の夜の生活というのはこういう感じだったのかななどとも思う。
なんともロウソクの灯のもとでの食事はなんとも独特な雰囲気ではある。一家団欒とは少し違う趣。でもそれに良いイメージを付与することはないな。やっぱり明るいほうがいいやね。