フリートウッド・マックに新しいメンバーが加わったことを知ったのは去年の4月くらいだったか。そのへんの情報はだいたいツィッターで知ることになる。
Heartbreaker Mike Campbell is now a member of Fleetwood Mac. Tickets to “An Evening With Fleetwood Mac,” go on sale to the public 5/4/18 at 10 am local time. Pre-sales begin Mon 4/30. For list of pre-sale dates/times, check the Ticketmaster page for the individual show(s). pic.twitter.com/QCL8JK2Wdu
— Tom Petty (@tompetty) April 30, 2018
なんとトム・ペティのハートブレイカーズでずっとトムの相方だったマイク・キャンベルの加入である。さらにクラウデッド・ハウスのニール・フィンもボーカル&ギターということで加入し、ツアーも行うことが決まったというのだ。
これは去年9月の情報だったんだけど、自分が読んだのは今年の1月のことだったか。マイク・キャンベルはわかるんだけど、クラウデッド・ハウスってなんだったっけと記憶をたどると1曲大ヒットしたのがあったっけ。そう、「Don't Dream It's over」だ。
Crowded House - Don't Dream It's Over (Live At Sydney Opera House)
この曲は確かマイリー・サイラスとアリアナ・グランデがカバーしてるのを子どもに教えてもらった。まあそれはまた別の話ではあるが、名曲中の名曲といえると思う。
このオーストラリア出身のニール・フィンの加入というのはどうなんだろうと思いつつ、リンジー・バッキンガムの脱退がはっきりした以上、その穴を埋めるべき男性ヴォーカルが必要だったということなんだろう。
そして話は戻るがマイク・キャンベルである。トム・ペティが亡くなったのが2017年10月、もうかれこれ2年の月日が経つのだ。トム・ペティという盟友を失った稀代のギタリストはどうなるんだろうと、少しは気にしてはいたのだが、まさかフリートウッド・マックへの加入というのは驚きだった。まあスティーヴィー・ニックスがよくトム・ペティと共演していたし、ハートブレイカーズのライブにも参加していたので、そういうところからニックスが声をかけたのかと勝手に想像してみた。
そしてその後のツアーとかはどうなっているんだろうと、少しネットをググってみるともうけっこうツアーは進行しているようなのである。
そこでYoutubeでライブ映像はないか検索すると昨年12月サンジェイゴでのがアップされていた。
FLEETWOOD MAC- (FULL CONCERT) SAN DIEGO - VIEJAS ARENA 12-8-2018
このセットリストが本当に泣かせる。
アンコールではトム・ペティのメモリアルカバーとしてFree Fallin'がトム・ペティとスティーヴィー・ニックスの様々な写真とともに演奏される。しかし21曲を休むことなく演奏しきるのは見事としかいいようがない。オリジナルメンバーの年齢は調べるとこんな風だ。
ミック・フリートウッド 1947年生まれ 71歳
スティーヴィー・ニックス1948年生まれ 71歳
クリスティン・マクヴィー1943年生まれ 75歳
ジョン・マクヴィー 1945年生まれ 73歳
クリスティン・マクヴィーが一番年上で75歳は意外だ。スリムで昔の体型を維持しているだけにちょっと驚きである。スティーヴィー・ニックスは一時の激太り時期に比べればだいぶ痩せてはいるけれど、やっぱり太めのおばちゃん風である。それに比べるとクリスティンは本当に節制しているんだろうと想像する。
とはいえスティーヴィー・ニックスは70〜80年代のアイドル的存在だった訳なので、ある意味ヤク中激太りであろうが絶対ついていくみたいな存在でもある。ちなみに薬は完全に絶ったみたいらしく、このライブパフォーマンスを観ていてもそれは感じられる。
出来ればこのメンバーで来日して欲しいところだが、年齢的にいえば難しいかもしれない。でも、万が一来日ツアーとなったら多分絶対行くと思う。ポールではないが2万までは許容かと思う。