伊豆旅行 (2月25日~27日)

 子どもが休みをとれたというので健保の宿をとり伊豆旅行に行って来た。家族三人で旅行をするのは去年の夏以来か。だんだんと家族三人での旅行というのもなくなっていくのだろうと思う。親は老いていき、子どもは自分の人生を歩んでいく。まあそういうものだ。

 初日(25日)は湯河原から熱海あたりをうろうろ。2日目は稲取から伊東あたりを。3日目は翌日子どもが仕事というので小田原で昼食をとってからすぐに帰った。子どもが住む千葉まで送っていきそれから埼玉に帰る。小田原から東名に出て東京を突っ切って千葉へ、それから埼玉に戻るというのもけっこうロングなドライブだった。

 今回は3日間で500キロくらい走った。昨年7月に買った車もすでに11000キロオーバーにきている。このままいくと1年で2万キロもあるかもしれない。いちおう最後の車のつもりで10年乗るつもりだったけれど、その前に載り潰すことになるのかも。まあ体が動くうちに好きなことをするさと居直りつつも、どこかでセーブしないといかんかなとも思ったりもする。

 最初に行ったのは湯河原の幕山公園。

幕山公園(湯河原梅林) | 観光スポット | 湯河原温泉 公式観光サイト

 湯河原の梅はけっこう有名で一度は来てみたいと思っていた。観光サイトの情報によれば4000本の梅が咲き誇るのだそうだ。公園の駐車場はウィークデイでも満車状態でかなり下の第2だか第3だかの駐車場に止めることになるようで、一番上の駐車場は1台で手出ては1台入ってを繰り返している。実はその上に身障者や車椅子の高齢者用の駐車場が10台分くらい用意されている。しばらく待ってからそちらを案内されて入ることができた。金曜日でこういうことなので、土日はかなり朝早くこないと駐車は難しいかもしれない。

 下の方に看板が出ていて、現在は7部咲きとのことだったが、感覚的にはまだ3部咲きくらい。山の斜面に植えてある梅の木も疎らに咲いているだけ。一部集中して咲いているところがあるだけ。

 梅園というと水戸の偕楽園越生の梅園などが有名だけど、それからするとちょっと見劣りする感じだ。まあ満開となると越生の梅園に匹敵するくらいだろうか。

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 斜面に沿った遊歩道を上の方まで行きまた戻る。車椅子を押していると登りも下りもけっこうしんどい。最近運動不足だというので、ほとんどを子どもが押してくれた。天気も良く気持ちよかったが、梅園散策は小1時間で終了。その後は熱海のMOA美術館に向かうことにする。MOA美術館については別に記すことにするが、海沿いの道から山の方に上がっていくと、例の土砂災害のあった辺りを通っていくことになる。すでに7ヶ月経っているけど復旧工事が続いていて、災害の大きさを今更ながら思う。

 

 26日は去年も行った稲取の伊豆アニマルキングダムへ。

伊豆アニマルキングダム【公式サイト】

 これはまあ子どもが久々に動物園に行ってみたいというから。2日目も天気が良く、ウォーキングサファリをのんびりと散歩気分、まあほとんどの時間、キリンやシマウマ、ダチョウなどにエサやりしていただけだけど。

 しかし至近距離でなおかつ見下ろすようにしてキリンと接するというのは、多分ここだけかもしれない。エサは野菜の葉っぱが4~5本で100円。あっという間になくなるので、なにか前進するたびに金がかかる。気がつくと1000円くらいは使ってしまうけれど、なんとなく楽しくなる。

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 そしてエサはこのくらいで100円。

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 キリンは長い舌を伸ばして絡めるようにしてエサを食す。

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 サイやシマウマはだいたい寝そべっていて、エサとかにも興味がなし。

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 シマウマの腹って真ん中が裂けめみたいになっている。なんだか着ぐるみ疑惑がわいてくるような感じだ。何かで読んだのだが、シマウマは生まれたては縞がなく、じょじょにああいうツートンになるのだとか。

 

 まああとはありきたりだけど、一応この動物園の目玉的に肉食獣。

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 押さえに無心、ただそこにいるだけのカピバラ

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 動物園の後はやや遅めの昼食の後伊東に戻って、まぼろし博覧会というB級スポットに寄った。これについても別に記す。

 

 最終日は、まず伊東で干物をお土産に買った。前は宿で注文して直送してもらったが、あとでよくよく明細をみると3000円のうち1000円が送料だった。なので前日、干物の土産屋さんをちゃちゃっとスマホで検索すると干物のアウトレットというのがあるという。ようは安売りしている店のようだ。どのくらい安いのか実はあまりよく干物関係のことはわからないのだが、貧乏人なのでアウトレットとかいう言葉に妙に弱いのでいってみることにした。

めぐみ水産 - 伊東/その他 | 食べログ

 ここで一番安いおためしセットにちょっと珍しい赤海老の干物と塩辛を自宅用と子ども用に買う。まあ子どもは一人だし、こちらも妻と二人暮らしだからこぶりなセットでいい。おためしセットの内容はアジ大、サバみりん、えぼ鯛、金目などが1枚ずつ。ふだん魚あまり食べないからこんなもので十分だと思ったり。

 その後は、小田原のだるま料理店で天丼を食してから帰京。だるま料理店は老舗ということで伊豆や箱根の行った帰りによく寄るのだけど、まあ老舗ということを抜きすれば、てんやあたりとさほど変わらんかなと思ったりもする。なんか昔はもっと美味かったような気もしないでもないのだが、どうなんだろうね実際のところは。

 ここに最初に来たのは多分20代の頃。当時勤めていた会社の監査役の人が小田急の株主だとかで、よくその人を中心にして何人かで箱根に旅行した。その帰りにたいていここに連れてこられた。40年くらい前のことになるのだろうか。古い店構えの老舗店で、地元民も行くし、観光客も来るしでいつもかなり混んでいる。今回もたまたま1台分空いていて車止められたけど、それから15分くらい待たされた。以前来た時は30分以上待ったからまだいいほうだったかも。

だるま料理店 | のれんと味

 まあ子どもが、友だちや彼氏と箱根や小田原に遊びに来るときには知っていてもいい店かもしれないとも思った。子どもにそれを言うと、すんなりうなずいていた。

 その後は厚木小田原道路から東名に入り、海老名SAでまたお土産物を物色。それから首都高、京葉道路と走って千葉まで行った。今回もずっと運転は自分一人だったので、けっこう疲れたみたいで、途中、外環の新倉PAで小1時間仮眠した。だんだんとロングドライブがしんどくなるけど、年齢を考えたらしかたないか。

 多分、子どもと三人での旅行は当分ないだろうと思う。妻とは二人での小旅行は月1くらいで行ければいいと思っている。