京都旅行に出る

 去年のお盆はたまたま宮津のホテルがとれたので、宮津から京都へという旅行をした。ただし抽選ではどこもとれなかった。出版健保の保養所、契約ホテルもだんだんと狭き門になりつつある。これも高齢化社会のためだろうかと思っている。団塊の世代がほぼ一斉にリタイアしたのがつい数年前、彼らは多分相当に元気で、金を持っているだろうから、安くてそこそこ質の良い健保の宿を利用するだろう。本当に10年前に比べると宿の確保が難しい。
 という訳で今回は京都の宿を申し込んだ。なぜかって、夏の京都に行くような酔狂はあまりいないだろうと思ったから。昨年、淡路を申し込んで外れたので、今回は完全に安パイ狙いでいった。その結果、見事に抽選に当たった。なので京都旅行、その後帰りに岐阜で一泊の予定。
 今回はお盆休暇が土曜からということで、一斉休暇みたいな状態になり、どこも道路はメチャ混みで、朝7時に家を出たもののほぼ1日ずっと運転みたいな状態だった。途中、ナビが渋滞回避ルートをとるので、初手から圏央道を青梅で降ろされ、山道走って上野原まで。その後、中央道はほとんど渋滞なく進んだけれど、名古屋のだいぶ手前の土岐でいったん下道を少し走り、その後東海環状自動車道東海北陸道と迂回し、さらに一宮の手前でまたまた下道に降りて関ヶ原まで走り、そこから名神で大津まで。さらにそこから下道で京都へという道のりだった。
 とはいえ下道で地方の町を通るのはけっこう楽しいことではある。普通だったら絶対通らないような地方の町、田園地帯とかを抜けるのではある。ある種の一期一会というか、そんな感じだろうか。日本に生まれたといっても、多分一度も訪れることない場所が圧倒的に多いのだろう。それを思うと、通り抜けるだけであっても、なにやら嬉しくなるものではないかと。
 嵐山の宿に着いたのは5時を少し回る頃。10時間くらい運転していた計算になる。今回は新しいフリードでのドライブだったのだが、さすがにハイブリッド車である。トータルでリッター21キロを叩き出した。
 とりあえず宿の窓から庭へとイメージショット風。