近所の散歩

 カミさんが車椅子でのご近所散歩にはまっている。デイケアから帰ってきてからも散歩に行こうと仕切りに言うし、こちらが用事があると一人でも出かける。なのでカミさんの車椅子を押してご近所周遊みたいなことが増えている。

 いくら仕事を辞めて家にいるといっても、なにか四六時中こうやって散歩に行こうというのにはちょっとなと思う部分もある。不謹慎な類比かもしれないが、犬を飼うとこんな風に散歩が義務化されるのだろうか。

 昨日もレンタルで借りた車椅子に慣れる必要もあったので、2時過ぎに二人で散歩に出かけた。家からだいぶ行って西入間警察署の前の交差点で407号線を渡り、一度ハードオフを覗いてから今度は病院の方へ向かい、その後坂戸駅のところまで行ってから家に戻った。時間にして3時間くらい。自分にとってはけっこうな距離を歩いたことになるしまあまあの運動だったと思う。

 そして今日もまたカミさんが、散歩、散歩という。仕方なく昨日とは逆方向で市内を周遊。407号を渡ってから、そういえば白髭神社に一度も行ってないことを思い出し、せっかくだからと行ってみることにする。

 白髭神社というと、確か4年に一度の脛折雨乞の竹や麦わらで作られる龍が作られるところとか、その練り歩く龍の出発点となるところで、まあ住んでる町の神社だから一度くらいは行ってみたいと思っていたのだが、その機会がなくという感じだった。まあだいたい車移動していると、こういうところは割と行きずらい。

脚折雨乞 - Wikipedia

脚折雨乞い行事/埼玉県鶴ヶ島市

 でもって、白髭神社はというとこういうところ。

白鬚神社 (鶴ヶ島市) - Wikipedia

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 神社の裏には樹齢900年超のケヤキの大木があるという。回ってみるとうっそうとした林然としたなかにそそり立っていて、これはこれで中々風情がある。ちょっとジブリっぽい雰囲気だった。

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 神社からちょっと歩くと住宅と畑の間に貯水タンクが見える。近くへ行ってみると浄水場があった。わが町の浄水場はこういうところにあるのかという発見である。しかし、12年も住んでいても行ったことない所、通ったことのない道が沢山ある。カミさんとの散歩でそういうところにちょっとずつ足を向けるようになるのかもしれない。

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