ローラ、またあの頃のようにスウィングしようよ・・・・byトッド・ラングレン: 音楽酒場 since 2005
ググっていて上記のサイトを見つけた。ローラ・ニーロとトッド・ラングレンの交流なんてまったくもって知らなかった。
しかも、トッドはローラの影響でブルー・アイド・ソウルに手を染めたとか。
ローラ・ニーロは玄人受けするというか、ミュージシャンから愛されたクリエーターだったんだなと改めて思ったりもする。しかし彼女が「ファースト・ソング」でデビューしたのは1967年。トッドが影響を受けた「イーライと13番目の懺悔」は1968年。もう50年近く前の話なのだ。ある意味20世紀の神話の一つみたいなものかもしれない。
このサイトの主も書いていたが、自分も出来ればローラの「ウェディング・ベル・ブルース」を結婚式で使いたいと思っていた。青臭い話だがそれほどこの曲を気に入っていた。もっとも実際には弦楽四重奏でモーツァルトの「ディヴェルティメント」になっちゃったんだが。
以前にも書いたかもしれないが、もしもローラのアルバム「ゴナ・テイク・ア・ミラクル」と「スマイル」の発売が逆だったら、彼女はもっとメジャーになっていたんじゃないかと思ったりもする。「ゴナ・テイク・ア・ミラクル」はラベルを配したモータウンへのオマージュ的カバー版だ。アルバムの出来は素晴らしい。しかし、1970年代初期にあのカバー版は早すぎたと思う。あれは山下達郎の「オン・ザ・コーナー」ではないけど80年代以降だったらもっと受け入れられた。
逆にフュージョン性を取り入れた「スマイル」は70年台初期であれば、斬新なものとしてもっと評判になっていたようにも思う。そうキャロル・キングの「つづれ織り」と同じくらいに評価されたかもしれない。歴史のイフそのものだが、もし70年代初期にローラがブレークしてたら、音楽シーンはもっと違ったものになっていたかもと思ったりもする。
ついでに最近購入したローラ・ニーロが死ぬ前に録音したものをまとめ、死後発売されたスタジオ録音の遺作的作品を紹介しておく。静謐とでもいいたい抒情を感じさせる佳作。収録されたバカラックの「ウォーク・オン・バイ」が聴きたくてアマゾンでポチっとした。
- アーティスト:Nyro, Laura
- 発売日: 2001/03/27
- メディア: CD