健康診断終了

昨日は年に1度の健康診断。思えば去年のそれでメタボの診断下されたのがけちのつきはじめ。別にメタボなんていう言葉、概念が生まれる以前からずっと自分の腹回りとか体重増は多少気になってはいた。でもデブにだってある種の多様性があったはずだ。見た目からしてすごい突き出した腹のデブとか脱いだらすごいデブ(たぶん自分はそっちのほうだったかも)とか、カルホーン級のデブ(知る人ぞ知る)とか。それがたった一言メタボでくくられてしまった。それがくやしゅうてくやしゅうて。なんつうか納得できなくて。
会社でもメタボ対象者が集められて栄養士との個別面談やら集団面談やらとかやらされて、それこそこいつと俺が同じくくりかよと。さらに総務担当者より、あんまりメタボが増えると保険料率もあがるかもとか、まあいろいろあって。やっぱりメタボという言葉が美学に反するというか。そういうもろもろがモチベーションとなって柄にもなくジムとかに入会する羽目になり、自虐的に汗かくのが意外と性に合っていたりとか、そういう経緯があって今にいたる・・・・・、みたいな。
バリウムも飲んだ。採血もした。心電図も、エコーも、眼底検査もやった。体重は69.0キロで前年よりも8キロ減。例のメタボを規定する胴回りは82cmで前年の11cm減。とりあえず3月からのジム通いと4月からの朝、昼バナナ2本づつの生活の成果がある意味著しくでたのではないかと。とりあえず結果だしたからいいかなと思う。
これでバナナ生活も終了、ジム通いも終了、怠惰な生活にまっしぐらとなると多分一気に所謂ひとつのリバウンドみたいなことになるのだろう。でも今しばらくはそうならないのではとも思っている。バナナはいささか辟易するくらいに飽きてきてはいるけど、もともと朝食はとらないタイプだったし。会社で出る昼食の弁当ははっきりいって美味くないし、どちらかといえば惰性的に食っていただけだから、別にバナナでもかまわないようにも思う。
そしてとりあえずジム通いして汗流すのがさほど苦になっていないこと、それが一番だな。確かにランニング・マシーンで30分走るのはしんどい。特に2キロ走るまでは本当にしんどい。途中で歩こう、歩こうという悪魔のささやきとの格闘だ。画面を見ないように見ないようにと思いながらも1〜2分に一度は見てしまい、500メートルだのという表示にがっかりする。2キロ超えてくるとようやく普通に走っていけるようになるのだが、そこまでが本当にしんどい。でもとりあえず30分、時速9.5キロくらいで走りとおせるようになっている。
その一番の苦闘であるランニングを終えてしまえば、後のエアロバイクとかの30分、1時間はおちゃらかである。そうやって途中2回くらいトイレの洗面でたっぷり汗を吸ったタオルを絞ったりするくらいに汗をかくのが、別に快感とまではいうつもりもないが、そこそこ気持ちよくなってきてもいる。
昨日までは健康診断までにあと体重をいくら落とさなくてはとか、腹回りを何センチ減らそうとか、ある種の強迫観念にも似た目標みたいなものがモチベーションがあった。それがもうなくなる。ある意味楽しみとしてのエクササイズみたいな感じになるのかもしれんが、モチベーションが減退するとだんだんとジムから遠ざかっていくかもしれん。五十路のおじさんだから、筋肉モリモリとかを目指すつもりもないし、それこそもてたいとかそういう邪さもない。でもなんか新たなモチベーションを作らないと継続していかないかなとも思う。
でも、とりあえず健康診断終了である。これで後は結果発表だな。メタボみたいな表面上の問題はおいといて、本来の部分でなにもなければいいのだがね。肺に影があるとか、異に潰瘍だのポリーブだの、便潜血反応だの、そういうのが本当は怖いわね。