TIMBUK2クラッシクメッセンジャーバッグ

先週の月曜日だったか朝日の夕刊に至福の一品として生活評論家東海左由留なる人物がコラムで紹介していた。それを読んでいて久々に物欲オヤジの血が騒ぎ出してしまった。それで週末にかけてヤフオクでいいものがないかと物色。一応新品、自宅保管とかいうのを即効ゲットした。メーカー希望価格12600円を7千円ちょいオーバーで落とした。アマゾンあたりでも12600円で売っているのだからまあまあ良い買い物だったかな。
その紹介コラムなるものはこんな感じである。

背中で安定するカバン
「休日のウォーキング向けのバッグはないか」と相談を持ちかけられた。両手が自由なのが必須。バックパックは楽だけれど、シャツとチノパンといった装いだとスポーツテイストが強すぎて抵抗があるという。
すぐに頭に浮かんだのが、このTIMBUK2メッセンジャーバッグS。名前のとおり、もともと自転車便のメッセンジャーが使う肩掛けカバンで、自転車乗りの筆者はふだんから同社のバッグW2を使っている。だが、ウォーキングやぶらぶら街を歩くときも使い勝手が良いのだ。
メッセンジャーはバッグに荷物を一切合財詰め込んで走るため、肩掛けカバンであっても、走行中、背中で安定していなければならない。この機能はウォーキング時にも求められるもの。ストラップの幅は5センチあり、重い荷物でも肩に食い込まない。サイズは幅36.8センチ×高さ24.9センチ×奥行き13.5センチで容量が12.2リットル。買い物しても相当な量が入る。筆者が一番気に入っている点はショルダーストラップの長さ調節が簡単なことだ。背中のバッグをするりと前に持ってきて荷物を出し入れするとき、長さを変えられると出し入れが格段にしやすい。
アクセサリー類も充実。写真にあるカメラインナー(4200円)を使うとカメラバッグにもなる。携帯電話やIPODを持ち運ぶにはストラップに付けられるポーチ・スライダー(2940円)があると便利だ。
(生活評論家東海左由留) 朝日新聞6月22日夕刊3面

まあ普通のというか、模範的な商品紹介コラムである。でもなんかちょっと気になるというか、このバッグがあるとなんか生活変わるかもみたいな、その気にさせられる文章だ。
 ふだん利用しているバッグはバックパックである。妻が病気になった時に医療、福祉系の書類とかその他もろもろをいつも持ち歩く必要があったので、必然的にいつでもバックパックみたいなことになってそのまま今に至るみたいな感じである。
 ここ3年くらいティンバーランドという確かアウトドア系のブーツ屋さんの作っているのを愛用していたのだが、3月頃にジャンスポーツというアメリカの大学生に一番愛用されているとかいう触れ込みのやつに代替わりした。でも、それって本当かな。学生に受けるというのは結局安いってことなんだろう、買ったのも確か5000円くらいのものだった。ポケット類も多くてなかなか機能的でそこそこに重宝してはいる。でもいい年してバックパックばっかりというのもなんかな〜という感じがしていた。
そこにこの記事である。なんかその気にさせられるではないか。自転車乗りかというと確かに通勤に自転車使ってはいる。でも徒歩で5分、自転車だと2〜3分という至近距離である。おまけにママチャリである。これでメッセンジャーバックは明らかにミスマッチだ。まあ利用するイメージとしては旅行やちょっとしたお出かけの時に重宝するかなと。
家族で出かけるとなると当然妻の車椅子を押しているから基本両手がふさがっている。いつもはバックパックなのだが、ものの出し入れの時意外と不便だったりするわけだ。ショルダーバックであればいちいち肩かけしているのを外してみたいなことをしなくてもすむだろう。機能的ではないかと、まあそういうことを考えたわけだ。
とはいえただのショルダーバッグでは少ししっくりこない。基本形から入る人間だから、そこそこ人気があるとか、機能性抜群であるとか、デザインが良いとか、なんかしらの付加価値が必要なわけだ。そういう意味じゃ自転車乗り御用達のこのメッセンジャーバックはまさしくストライク・ゾーンど真ん中といった感じである。
コラムで紹介されていたのはSサイズのものだったが、購入したのはMサイズで容量は24.2リットル。なんかこのサイズが一番オーソドックスかなと直感的に思った。それと大は小を兼ねるだろうとも。色は一番地味というかオーソドックスなブラックとグレーのツートンである。まあこういうものだ。