胃カメラをのむ 通算5回目

ここんところずっと胃の状態が悪い。特に年末あたりからずっと強烈なむかつき感を抱えている。もう胃液のこみあげてくる感覚は「この胸のときめき」ならぬ「この腹のむかつき」というか「こみあげる吐き気」っていうか。
会社でも昼食後はずっとむかつき感を抱えたまま。ようやく夕方以降少しらくになるので夕食はまあ普通に食い、そうなるとよせばいいのに酒を飲む。で、翌日はまたこみあげるものと戦う日々てか。まあずっとこうなのだ。
原因はというと、まあ慢性というか胃炎もちだし、ここ何ヶ月の引越し騒動とかもあったし、会社でも多少とも責任増している分、所謂ひとつのストレスもマックスにきているのかもしない。そういやここんとこ医者いってないし胃薬もらってきてないしというわけで、いくつか市販の胃薬飲んでいるのだけどこれが例によって例のごとくまるで効かない。
それでしかたなく昨日、会社近くの内科医にいってみた。とりあえず胃薬処方してもらえばいいかな的にいったのだ。朝9時過ぎで待合室にもほとんど患者さんもいない。あんまり流行ってないな〜という印象。いの首のいかにも体力系的なお医者さんに対面して、いろいろ症状を説明する。ついでに引越してきたばかりであること、去年前に住んでいたところの近くで胃カメラのんでいることも説明した。ほんでもって胃薬処方してと言おうと思ったら、いちおう検査してみましょう。そのうえでと。
「えっ?」っていう感じ。ようするにそれって胃カメラでしょうと思いつつ、とりあえず「はい」と返事。いつがいいですか、会社お休みできる日はみたいに聞かれたので、「会社は近くでそれこそ徒歩1分くらいですから、別に明日でもいいですよ」と答えると、はい、明日に決定みたいな感じで朝一番の9時に決定してしまいました。おまけに腹部エコーと血液検査、尿検査もすることになってしまい、ちょっとした健康診断みたいな感じに。会計の際に「明日っていくらくらいかかりますか、あらあらでいいんですけど」と思わず聞いてしまいました。「たぶん1万2千円から1万5千円くらい」とのお答えでした。
前回胃カメラのんだのがたぶん去年の4月くらいだったか。結果は慢性胃炎。そのときのことはこんな風に書いているみたい。http://d.hatena.ne.jp/tomzt/20070413/p1:TITLE
で、今回はというと最初に腹部エコーやって、これもいつものとおり見事な脂肪肝との診断。説明聞いていても、「いわれなくてもわかっているさ」と内心ぶつぶつ。次に採血してからいよいよ胃カメラ。いつものように喉に麻酔ゼリーを含ませて粘膜しびれさせまして。前回はこの時に咳き込んでぜんぶ戻してしまったので、今回は慎重にしました。それでも小さく何回かはやっぱり咳き込みます。けっこうしんどいんだよな、これ。その後今回はさらに喉奥にスプレー式の麻酔を3回もふきつけてとどめをさします。今回はけっこう入念です。
それからいよいよ本ちゃんの胃カメラである。最初に客観的な感じでモニターを見てくださいと医者から言われました。これまでは胃カメラがきついので、心ここにあらずであんまりモニターを凝視するみたいなことはなかった。なんとなく時々眺めながら、少し気持ち悪、みたいな風だったのだが、今回はけっこう一生懸命見てしまいましたな。おまけに医者がけっこう懇切丁寧に実況中継してくれるもんで。
で、気色の悪い自分の胃袋の中なんですけど、一応綺麗なピンク色っぽく、ひだひだもあり、ところによりブツブツぽいものもあるけど(たぶんこれが胃の荒れた部分かな〜と推測)、あんまり潰瘍みたいなものとか、例のやばそうな黒っぽいものとかはなさそうに思いました(あったらやばいけど)。で、いよいよカメラは胃の奥から十二指腸にむかってと思いきや、胃から十二指腸に向かうあたりがなんかとじられていてなかなか十二指腸にいかない。医者も閉じられているな〜と言って、ちょんんちょん胃カメラの先っちょを閉じた部分にあてている。なんとなくちくちく感を視覚的に感じてしまう。
どうにか少しずつ開いた部分からカメラは十二指腸に入って、医者は「十二指腸も大丈夫みたいですね、潰瘍はありません」と。胃カメラは戻りつつ胃の中で反転させたりして様々な角度からチェック。さっきのぶつぶつの部分を写しながら、このへんの荒れがすごいですねとお医者さん。最後に胃カメラのチューブに針金みたいなものを差し込んで、あれの部分に箇所から組織をつまんでとる。一応調べるということらしい。そのときにチクチク感はマックスに達した感じでした。
全工程終了してから一度待合室に戻されて、また診察室に呼ばれて診断を受ける。「かなりひどく荒れていますね。胃のむかむかここ一週間とかじゃないでしょう」と医者。おっしゃるとおりでずっと数ヶ月以上続いていますと白状。「しばらく薬飲んで様子見ましょう」「エコーと血液や尿検査の結果は来週出ます。いつでもいいですから寄ってください」といわれ診察室を後にしました。会計は1万1千円也。まあエコー、胃カメラ、血液、尿の検査で処方出してもらったのだから、妥当な金額かなとも思いました。
とりあえず悪性ものがなくて一安心。それだけで午後はなんとなくむかつきも薄れてきた。そうなるとだ、また酒が飲めるぞという悪心ももたげてくる。そういや今週は珍しくもう4日も酒飲んでいないわけで、せっかく胃カメラのんだのだからアルコール洗浄しなくちゃいけないかな〜と思う今日この頃なのである。