歯の治療について

 昨日の午後、歯医者の予約がありお茶の水へ。

 前歯の差し歯のところが時々うずく。レントゲン撮ると根の部分に少し病巣があるという。治療のためには被せもの(差し歯)をとり、さらに支柱部分も抜いて根の治療をやるという大掛かりなもの。支柱がかなり深く入っているので、無理にとると歯が割れてしまう可能性があり抜歯することになるのだとか。頭の中で「インプラント、30万」というフレーズが走馬灯のごとくリフレインしていく。おまけに被せものの接合部分に虫歯もできているという。

 医者の見解としては、今すぐ大掛かりに治療を行うか、しばらく様子見するかということらしい。歯のうずきは耐え難いというほどでもない。しばし考えて、もう少し様子見ましょうということになった。

 上の前歯には三本差し歯がある。いずれも20年以上前に治療したものだ。それを思うと、今回の一本だけでなくいずれは残りの二本もダメになる可能性が高い。奥歯はたしか4年くらい前に1年かけて集中的に治療した。根の治療、セラミックの土台の上に被せたりで、たしか50万くらいかかったか。

 加齢もあるし、いずれはもっと大掛かりな治療も必要になるのだろう。頭が痛いけど、基本的には先送り。強烈な痛みで耐え難いとか、差し歯が抜けたりということになれば待ったなしだろうけど、そうでないならしばらく様子見ってなってしまう。

 「人生先送り」、「先送りの人生」

 今、ふと頭に浮かんだけど、まんま自分の人生そのものみたいな感じがする。

 とりあえず今のところ、その他に虫歯はないので、次に歯医者に行くのは半年くらい先。進行してなければさらに先送りにするかどうか。明日のことだって朦朧としているくらいなので、半年も先のことは考えられない。そういうものだ。