クリスマスだというのになぜか神社にお参りに来ている。
近隣で一番大きな神社でもある高麗神社だ。まあ、カミさんが退屈なのでどこかへ連れていけというので来ただけのことだけど。
ここに最初に来たのはいつだろう。多分7〜8年くらい前だろうか。当時、会社で続けざまに怪我人が出たりした。一人は交通事故。バイクで交差点で転倒して複雑骨折。もう一人は会社の帰りに駅のホームに駆け下りるときに、階段を3段かそこらをジャンプして着地したときにかかとの陥没骨折。はっきりいってアホである。
その他にも職場でぎっくり腰になった社員とかもいて、当時の社長がこれはお祓いにいくしかないということで、幹部社員が総出でこの神社に来たというのだったと思う。
その後は、今日みたいな感じでカミさんを連れてきたことが一度あったか。高麗という地名だけあって、朝鮮からの渡来の帰化人が多く住んでいた地域で、朝鮮所縁の神社としても有名である。
正月は初詣客でたいへんな賑わいになるということだが、通常は広い境内の割に人気も少ない。まして午後遅くのクリスマスである。なにか閑散とした雰囲気である。
簡単に参拝をすませ、珍しく御朱印をしてもらう。御朱印帳はカミさんの車椅子のポケットにいつも入れてある。確か京都の平安神宮で購入したものだったか。
帰り、駐車場まで戻ると資材置き場みたいなスペースに猫がいた。遠目にはなんだか置物のようだったが、近づくと丸々とした猫である。全然逃げるそぶりもみせない。かといってなつくような雰囲気もなく、超然としている。本当に置物のようである。