世界を変えた書物展

 上野の森美術館でやっているのをTwiterで知ったので、ちょっとだけ興味があった。たまたまいつも車を止める駐車場の駐車スペースが最上階だったので、階段を登るとすぐにこの美術館の近くに出ることもあったので行ってみることにした。なんとも希薄なモチベーション。

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www.kanazawa-it.ac.jp

 無料ということもあり書物の展示なのにけっこうな人出である。本好き、科学史好き、特に建築系の学生多数なのかなとかってに想像。すべての金沢工業大学が所蔵する洋書なのだとか。

 入ってすぐの書架のスペースがまず圧倒される。本好きにはこういうのがたまらないのだと思う。実際自分も心が大変うずく。

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 一緒に行った子どもが、どうせハリボテでしょと宣うので、とんでもない全部実際の書物、貴重な理系の洋書、文献であると言うと、ずいぶんとびっくりしていた。このへんがどこぞのTSUTAYA図書館のような書物をディスプレイの道具として使うのとは根本的に異なっている。

 次の展示スペースにはガラス箱に入った様々な古書が展示されている。それが自然科学書のオリジナル洋書の初版本ばかりなのである。ニュートンコペルニクスケプラーガリレオ・ガリレイなどなど、金沢工業大学恐るべしという感じだ。

http://www.kanazawa-it.ac.jp/shomotu/tokyo2018-02.pdf

 文系の自分にとっては馴染みが薄いものばかりだが、一つだけ

少し反応できたのがこれ。

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デカルト方法序説』初版