ラリック美術館

 箱根の話の続きである。11日は午前中にこれまで一度も行ったことのなかったラリック美術館へ行ってみた。
箱根ラリック美術館
以下twitterから。

ラリック美術館なう。ベルエポック、アールデコ満載。ジュエリー装飾とか女性が好きそうな場所。

ミュシャ新古典主義、ラファエル前派、ナビ派、そのへんから商業デザインに転じたって感じかしらね。絵画が複製芸術となった時代の先駆者みたいな風。

ラリック美術館、ヴィオラを生演奏しながら解説してくれるガイドさん。音大出のスタッフさんらしいが、長身ですらっとしていて、理知的な感じでなんかいいです。昔からこういうのに弱い。って、ちっとも芸術鑑賞してない。

 ちなみにこのスタッフさんは、ラリック美術館のフェイスブックによると島聡子さんという方らしい。本当にスリムで理知的な方である。
 ミュシャは画家が商業ポスターを手掛けたということでは、同時代のドガとともに先駆けの存在だといえる。絵の雰囲気はラファエル前派に近いとも思う。ラファエル前派もエドワード・バーン=ジョーンズやウィリアム・モリスが商業デザインを手掛けたとも聞いている。このへんは多分同時代的であり、印刷技術により複製が手に入りやすかっただけに、互いに影響しあったみたいなことがなかったのだろうか。パリとロンドンという二大都市であるからけっこうそういうこともあったのではないだろうか。