今回の旅行の趣旨はというと、今年は数十年に一度あるかないかという松茸の大豊作なのであるということ。そこで松茸の産地である長野県は飯田近辺に行って松茸をたらふく食う、えぐるように食うべしという、まあそういう千載一遇の機会をということ。
お泊りしたのは昼神温泉というところ。なんでも落合が現役の頃に自主トレをしていたところらしい。
昼神温泉 - Wikipedia
で、夕食に出てきたのがこれだ。ワン・ツー・スリー。
これが宴会料理の全貌である。
そしてすき焼き用に用意された松茸がこちら。
これはたぶん焼き物用の松茸。仲居さんとかに聞くと、直接網焼きするより、ホイルで蒸し焼きのほうが香りが良いということで酒をたらしてやってみました。
そしてなんとも贅沢なすき焼きの全体図である。このへんからどうにも松茸の有り難味がだんだんと薄れてしまい、扱いはほとんど椎茸や舞茸あたりと同類になってしまっている。
そしてとどめはやっぱり土瓶蒸である。
このフルコースで宿代はたしか15000円くらいだったか。それもけっこうな量のアルコール込みである。そしてさらに翌日オプションで3000円分のおみやとして松茸を追加した。この量たるや、1年前なら確実に1万以上という量、代物でした。
なんとも豪勢な旅行だったが、それだけ松茸が大豊作だということなんだろう。しかし、一つだけ本音を言わせてもらえば、松茸、そんなに美味いものか。けっこう喜んで食してはいたが、香りこそいいけど、味とかもろもろだと、他のきのこ、例えばしめじあたりのほうが美味くねえか。なんかそんな気がしないでもない。
ようはさあ、季節感を味わうみたいな感じで少量を食す、それも味がどうのというよりも、やっぱり香りを楽しむというのが一番オーソドックスな松茸の食べ方なんだろうと思う。
ステーキのごとく、がっつり500グラムとか700グラム食してみましたというのは、どうにも邪道なのかもしれない。
とりあえず一生分の松茸楽しんだような旅行だったかな。帰宅して、おみやの松茸を調理して家族に食べさせたが、あまりいい反応はなかった。
妻はというと、家で食べるよりも自分も旅館で食べたいとのこと。娘は匂いがちょっと嫌かも。学校で出たら確実に嫌がる友だちが多そうと率直な感想。
それでも松茸ご飯には、鶏肉を加えてみたところ、娘も妻もそこそこ美味しく食べてくれた。以上。