20世紀少年−第2章−最後の希望

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とりあえず観ました。いつものシネプレックスわかばで家族3人です。映画出来不出来については、とりあえずあまりコメントしたくないです。なんつうか、まあいいかと。
でもたぶん8月に公開になるだろう最終章もきっと観ると思う。なぜか、これは単体としての映画がどうのということではなく、ある種の、そうだな〜、イベントみたいなものだから。とりあえず「スターウォーズ」は公開されたら必ず観るでしょう。「バック・トウ・ザ・フーチャー」だって律儀に全部観た。そういういのと同じ、これはイベントなわけ。ストーリーがどうの、演出がどうの、役者の演技がどうの、そういうのはこういうイベントには必要ないと。実際、うちはカミさんも娘もそこそこ楽しんでいたし。
しかし如何せん長い。上映時間140分。最近とみに2時間超えの映画は苦痛になりつつある。若い時分には平気だったのにね。そしてそれほどの長さでありながら、映画としていうと漫画のストーリーを追っかけるのなんか苦労しているなという印象。なんていうのだろう、2時間20分もかけてダイジェスト版も観させられている感じなのである。
こちらはというと、コミック全巻持っているし、ストーリー展開は全部わかっている。だから後どのくらいで、どのへんで終わるのかなと後半部分は時計をけっこうチラチラ見ながら過ごしたりしていた。とはいえローマ法王はでてこないけど、おそらくあの辺りまでと検討つけていたから、ダイジェスト版なのに、「おせ〜ぞ、展開」みたいなつっこみを小さな声でぶつぶつと。そう、ストレートに言いましょう、今回はというとこの映画一言でいうなら「出来の悪いダイジェスト版」。
最後にね、エンドロールとともにT-REXの「20th century boys」が流れてきてほっとしました。個人的には第1章のほうがきっと好きだと思うのは、この曲がタイトルで使われるから。この曲がかかれば20世紀少年というイメージというか、そういう世界になんとなく入り込んでいけるわけです。もうこちとらこの曲が大音響でシートを通してケツから響いてくれば、なんかそれだけでいいと、まあそんな感じです。

T.Rex 20th Century Boy
役者さんたちは前作同様、原作に似たキャラ集めているのだと思う。基本この映画はとにかく原作に忠実というのがコンセプトだから。そのなかでカンナ役の平愛梨についてはいろいろと賛否両論あるようだけど、まあどうでもいいかなと。個人的には高校生役だから10代の女優さん使ってとも思う部分もあるにはあるけど、なかなかいないだろうからな。こういうタイプ。ただある種の目力が必要とされる役柄だから誰なんだろうな〜。掘北なんとかとか。大昔の薬師丸ひろ子なんかだとなんか雰囲気あるような気もしないではないけど、まあいいか最近の人よくわからんから。
あと小泉響子役の木南晴夏という子は、本当に原作のキャラにそっくりでよかった。これはネットとかでググってもけっこう衆目一致というところらしいね。