「バンテージ・ポイント」を観る

これもDVDを借りてきて観た。
アメリカ大統領狙撃事件を現場に居合わせた8人のそれぞれの視点から繰り返し描き出す。繰り返される度に少しづつ新しい事実が現れてきて、最後には意外な展開に急転する。
アクション映画としてはなかなかにスリリングでそれこそ息継ぐ暇もないくらい。後半部分は派手なカーアクションのチェイシングも相まってもすさまじいハイテンションでもっていく。とにかくテンポがいい。
おまけに役者さんが切れ物揃いだし、名優ウィリアム・ハート演じる大統領も中々に良い味だしている、何気に脇でシガニー・ウィーバーとかも出ていたりする。けっこうこういうのが映画を締めていくんだよなと思う。
映画自体ははっりいってB級アクションである。しかし頭に傑作の冠を与えてなにも問題なし。1時間半できっちりまとめあげているから、ダレとかもない。傑作というとちょっと語弊があるかもしれないが、それなら一つ快作ということで。多分に今年観た映画の中でも5本の指に入る映画だとは思った。