娘の夏休み

去年、一昨年と夏休みの間はずっと学童に行っていた。今年もそのつもりでいた。朝、8時から夜の8時までの長時間だ。もっとも娘はある意味、この生活を小学校にあがるまでほぼ5年くらいの間ずっと続けてきているのだから。
今年も当然そのつもりでいたし、娘も毎日いきたいと言っていた。でも少しばかり状況が変った。娘を学童に通わせるのは日中家に誰もいないからだ。でも、今年は妻が家にいる。介護度が下がったため7月からは火、木をデイケアに通うようになっている。月、水、木は家にいてヘルパーが昼食と夕食を作りにきてくれる。当初からヘルパーの契約をする時に、今は娘は学童に行っているが、いずれは学校の後は家に帰ってくるので、夕食時に娘の分もお願いしたい旨を話してある。ヘルパーの方にもなんとなく了承してもらっていた。
さらにいえば月曜から金曜まで朝8時から夜8時まで預かってもらうとなるとけっこう半端じゃない金額になる。就学前までの保育費用は収入によって差はあるとはいえ、一応自治体からの援助もあった。でも就学後はすべて自己負担だ。ここ二年間7月、8月は学童に5〜6万程度、あるいはそれ以上払っていたかもしれない。それでも今の学童は勉強もみてくれるし、思い切り遊ばせてもくれる。1歳からずっといる保育園が併設しているところだから、先生もみんな見知った信頼できる方々ばかりだし、なんといっても友だちがたくさんいる。だから娘は学童に行きたがる。
当初は妻がデイケアに通う火、木のみ学童へとも思ったのだが、その話をした時の娘の悲しそうな顔に押し切られて金曜日もいれて週3回とした。月、水は昼と夕方にヘルパーが来るまでは妻と娘の二人での生活をすることになる。いずれは学童をやめることになるのだから病気の妻との生活の訓練という性格もあるんだろうなとも思う。
夏休みになってからのちょうど一週間が経過した。娘からはやっぱり毎日学童に行きたいのだなと思わせる言葉を何回か聞いた。そして片麻痺、注意障害の母親との二人で過ごす生活はそれなりにストレスを感じるらしい。
月曜日のことだったか、娘が仕事中の携帯に電話してきた。けっこうパニックった感じで、「パパたいへん、たいへん」と言う。よく聞いてみると妻がコップを落として割ってしまったのだという。それでガラスの大きな破片を片付けてから、掃除機をかけるように指示した。とにかく怪我しないようにとくれぐれも注意した。あとで家に帰ってからいろいろと聞くと、この日はけっこう娘的には大変な一日だったらしい。妻が久々、トイレで大便をもらしてしまったらしい。下痢便ではなかったので、あまり被害もなく、妻も衣服を汚すこともなかったらしいのだが。
子どもはこのようにしてだんだんと大人になっていく。病気の母親の面倒もみてくれるようになる、という希望的観測をもってはいる。でもまだまだ小学三年生だ。まだまだ遊んだりとかでホワーンとしていたいところだ。母親と二人の生活はまだまだ早いのかな〜と考えたりするところでもある。それを思うとまだまだ学童に通わせておこうかとも。それでも四年生になったら確実に学童は終了させることになるのだろうな。