淡路周遊①~花さじき(10月6日)

 朝5時頃に家を出て、ほぼノンストップで走りに走りして淡路島に12時過ぎくらいに入った。いつもだとついダラダラと家を出るのも7時過ぎ、高速道路でもPAに何度も寄ったり、食事をしたりとして、結局淡路島のホテルに6時くらいに入るなんてことが多いのだが、それからすると今回はえらく早い。

 いつも淡路島での観光はほとんどせず、二日目には鳴門にある大塚国際美術館に行くことが多い。これまで15回くらい淡路島に来ているのに、いわゆる淡路島観光をしたのは多分最初のときにオノコロという遊園地に行ったのと、多分2回目か3回目のときにイングランドの丘という公園に行きタマネギ味のソフトクリームを食べたくらいか。あとは観潮船に乗って渦潮を見たのが2~3回くらいだろうか。

 ということで15回も来ているのに驚くほど淡路島観光というか、名所巡りみたいなことをしていない。そんなことを旅行が近づくにつれ思っているときに、テレビの『ブラタモリ』で淡路島編をやっていたので、そこで紹介された場所を回ってみようかとも思った。淡路島編は2週に分けての放送で1回目は主に北淡の観光名所を回っている。

 そこで北淡の名所と位置を確認してみると、放送では紹介されないが明石海峡大橋を渡ってすぐの淡路SAから割と近いところに花の名所ともいうべき公園があるのでまずそこから行ってみることにした。

あわじ花さじきホームページ

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 ここは北淡の丘陵地の斜面に広大な花畑を作ったところ。季節によって様々な花を植え替えていて、春は菜の花、夏はバーベナ、秋はサルビアとコスモス、冬はストックが見れるという。まあこんな感じである。

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 青い花は一瞬ラベンダーかと思ったが、時期が違うもの。他の観光客が話しているのを小耳にはさんだところこれはブルーサルビアだとか。そしてちょうど見頃なのがこのサルビア

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 花畑と花畑の間の道はきちんと整備されているのだが、なにせ斜面なので車椅子を押して下っていくと戻るのがかなりシンドイ。しかも道は割と狭いので斜めに登ることも出来ない。もう少し道の幅を広くしてくれると助かるのだが、まあなんにしろここは車椅子を押して見学するにはかなりハードルが高いところではある。

 

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 10月中旬から見頃になるというコスモスだけど、現段階では1~2分咲きというところか。ちょうど一週間くらい前に埼玉吹上のコスモスが3分咲きくらいだったのだが、やっぱりこっちは南なので咲くのは遅いか。桜が南から北上するとしたら、コスモスのような秋に咲く花は南下していくんだと、なんか当たり前のことに妙に得心してしまった。
 この花畑にはいくつかの展望スペースみたいなところがある。そこで写真を撮ろうとしていたら、装具と杖をついたおじいさんに話かけられた。妻と一緒で脳梗塞片麻痺なのだが、見るからに妻よりもしっかりしている。10年前に脳梗塞発症するも手術はすることもなく、懸命なリハビリでかなり歩けるようになった。妻にももっと体を動かした方がいいとおっしゃっていた。こちらが訪ねるもなく年齢を自分で口にされたが、87歳になるとか。見た感じはいって75前後という風なので、お若いご老人だった。

 

 この花畑は広大なスペースで、全部見るにはかなり下の方まで下っていかなくてはいけない。そうなると帰りは地獄の坂道となるので、早々に引き上げることにした。