美術館を出た後、まだ明るい時間だったので近接する仙波湖を少し歩いてみた。仙波湖は水戸の中心部にある淡水湖で、周囲は整備された遊歩道、ランニングコースとなっており、近接する仙波公園や偕楽園とともに市民の憩いの場所となっている。
一周約3キロということだが、これだけ整備された湖が市内の中心部にあるということに、ちょっとした散歩やジョギングもできる、なんなら美術館にも行けるというのが、水戸市民が少し羨ましくなるような場所だ。
ここのところ妻の車椅子を押して家の近くを散歩したりをよくしている。妻は一人で車椅子を自走しての散歩も行く。なので仙波湖を一周車椅子を押して回ってみた。
これだけ整備されているのだが、水辺までは普通に行けるし柵のようなものもほとんどない。これって子どもとか落ちたりしないのかと少々心配になるのだが、そういうことはしないという共通認識が市民の間にあるのかもしれない。
仙波湖には沢山の鳥がいて、特に白鳥や国鳥がいる。所々で泳いでいたり、陸に上がって羽を休めたりもしている。人慣れしているのか、近くへ寄っても慌てて逃げるというようなこともない。取り合えず勝手に野良白鳥、野良国鳥と名付けてみる。
他にも人馴れして逃げないし、なんなら餌でももらえるかと群がってくる鳩も沢山いた。
この後、この鳩たちが一斉に飛び立って、こっちの方向に向かってきたのは少し恐怖だった。なんとなくヒチコックぽい感じがした。