X-HM50を購入

またまた衝動買いである。チープで気の利いたミニコンはないものかとヤフオクを例によって巡回しておったときに、つい出来心でポチっとクリックしたら落札してしまった。
最近、我が愛器のパイオニアFILLが、さすがに低年式による劣化のためか、CDの読み込みがやや甘くなってきた。特に自作したCD類がけっこうな頻度で読み取りエラーが起きる。まあこのへんは自己責任だし、FILLのせいではあるまいとも思う。ただし経年のためそろそろピックアップあたりのメンテ交換が必要なのだろうとは思っていた。
で、そのたびに行っているのがというと、CD-Rを焼きなおしてみるということ。単純に読めないCD-Rのデータをパソコンにインポートして、新たなCD-Rで焼いてみる。そうするとほぼ100%の確率でFILLでも読めるようになる。そんな魔法なCD-Rがこれである。

やはり太陽誘電である。CD-Rを製品化した会社でもあり、各社がベンチマークテスト等に利用しているという、これは伝説の類かもしれないけど、そういうイメージが定着している。私も永久保存版のDVD系にはもっぱらここのを使っている。で、太陽誘電のCD-Rを使ってみると、確かに古いFILLでも問題なく読めるようなのである。TDKだのソニーだのはあかんのである。もっともこれはあくまでうちにある旧式オーデイォとの愛称なので、なんともいえないのではあるが。
それでもいちいち読めないCD-Rを焼きなおしていたのでは時間ばかりかかる。実際、ここ数ヶ月で50枚以上やっている。結論的には新しいオーディオ、とりあえずチープでそこそこのCDプレイヤーがついているものをと、ネットでググってみたわけである。
まあ結論的にはオーディオといえば、オンキョー、パイオニア、デノン(昔はデンオンだったのに)あたりに絞られることになる。まあここにビクター、ソニー、パナあたりを入れて、予算をアバウトに考慮していけば、だいたいの候補品がでてくる。
決めたのはこれである。

http://pioneer.jp/minicompo/x_hm50/:TITLE
ネットでポチっとしてから入荷まで2日、さっそく開いてセットする。とりあえずFILLとの共存である。まあこんな感じか。

右側のiPodUSBメモリーを挿しているのが本機である。そうこの機種はiPodが利用できるのである。感想は申し分なしである。たかだか25000円前後の機種でありながら、十分な音質である。もともと音にはあまりこだわらないほうなので、十分である。FILLとの比較ではさすがに音の柔らかさ、繊細さは違う。デジタル的な硬さはいなめない。でも値段は五分の一以下である。それを思うとこれで本当に十分でしょうという感じだ。
さらにいえばiPodやUSBで聴く便利さ。CDの入れ替えも無用である。これからはこれだなとつくづく実感。ちなみにビートルズの全アルバムをMP3ファイルでUSBメモリーに入れてみると、なんと1ギガ未満で収まってしまった。もともとiTunesで取り込んであったものを再変換させたので、相当な圧縮率なのかもしれないけれど、ある意味カルチャーショックでもある。
音質、それは多少というか、だいぶ落ちると思う。でもね、元々ビートルズをね、私なんかはね、AMラジオで聴いていたくちですよ。AMやFMでエアチェックしてダビングして繰り返し聴いた世代です。それを思うとMP3の音質がどうのなんていえないよね。
まあ安い買い物ではないにしろ、そこそこお手軽でけっこう遊べるオモチャを手にした喜びである。たいへん有意義な休日でしたかな。