You're All The World To Me

CMソングでずっと気になっていた曲がある。そうあれあれ、みたいな感じなのだが、そのCMがなんだったかがわからない。昨日何気に見ていた、おお!これ、これみたいな感じでやっとわかったのがこれ。
片岡物産
おお、紅茶のCMだったか。
それでこのバックに流れる曲である。古いスタンダード・ナンバーである。確かミュージカル・ナンバーだったよなといろいろ記憶を手繰ってみる。おそらくアステアだったよな、どの映画だったっけ。ええと、ええと。「イースター・パレード」じゃなくて、「絹の靴下」でもない。けっこう有名なダンス・ナンバーだったはず。そう、あれ、あれ。アステアが天井にぶら下がって、さかさまでタップやるやつ。
そう、「恋愛純決勝戦」である。そうやって特定できれば、すぐに検索して動画は見れるし、当然曲名もわかる。まあこういうものだよ。

Music+Cinema: Royal Wedding/Fred Astaire- You're All the World to Me- Mariage royal (Lyrics)
部屋のセットを回転させ、その動きに合わせてカメラも回転させる。その中でアステアが軽やかに踊る。驚異的なのがこのシーンがワンカットであるということ。最近のミュージカルとかにありがちな細かいカット割りがない。ということは演技者はごまかしがきかない。入念なリハーサルがあったとしても基本一発撮りである。一つでも間違えば最初から。ようはいいところだけつなぎ合わせてということが出来ないのである。
そういう意味じゃこれぞ芸の極致というところだろうか。そういえばさっき見たスマスマの中居クンのマイケル・ジャクソンのダンスナンバー。あれなどは10秒単位で細かく細かくカット割りされていて、なんつうか興ざめした感じだった。これは余談である。
しかしアステアのダンスナンバーには素敵な曲、名曲が沢山使われている。バーリンコール・ポータージェローム・カーンなどなど。そんな中でもこの「You're All The World To Me」は勝るとも劣らない名曲だとは思う。軽やかで心地よいナンバーである。片岡物産もシャレたCM作ってくれるものよと思う。よくぞこの曲を使ってくれたと。たぶんそこそこにセンスの良い、しかも古いミュージカルとかに造詣の深いクリエーターさんのお陰なんだろう。
この名曲をYouTubeでググっていたら、なんかしらんがこんな動画を見つけた。どこぞのジイさんだかが、ウクレレ一本で歌っているものだ。ただの素人芸なんだが、なぜかしら心打たれるものがある。そんな感じである。