民主、320議席獲得も

http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908260489.html
ここんとこ週1がやっととモチベーション下がりまくりのジムに、24日、25日と連続して行った。体重は最初に計ってだいたい69〜70キロくらい(衣服着用)。運動後に風呂で計ると67〜68キロ程度。さぼり気味ではあるけれど、それほど体重には影響は出ていないな。もちろん朝、昼のバナナヨーグルトこそ続けてはいるけれど。
ジム行きつつも毎晩寝るのが2時過ぎみたいなことをしているとさすがに体力が続かないみたいで、昨日もいちおうジムへ出かけたのだが、あまりの眠さ、しんどさでジム行く前にユーターンする。年だし無理しないほうがよいだろうと自分に言い聞かせる。
家に戻ってすぐに夕食たべて、その後はテレビを観たりとしばらく、ぐたぐたしてから自室に戻った。しばらく本とか読んでいたのだが、なんかいつのまにか眠ってしまったみたい。たぶん11時頃だろうか。そうなると一気に早起きになってしまう。5時には目を覚ましている。けっこう快調な感じである。コーヒーを飲みながら、朝刊に目をやると一面にデカデカとこの活字である。
これまでも新聞、テレビ、雑誌等の各種報道でも民主が好調であり、自民党が大敗北をきっすることが予想されるということだった。たぶん日曜あたりまでのところでは、民主が300の大台にのるかどうか、自民党現有議席を半減させるとのことで150前後ということだった。その勝ち幅、負け幅がさらに拡大しているようだというのが、今回の朝日の情勢調査のようだ。
いくらなんでも320はないだろう、また自民党の100前後もという気もしないでもない。ここまでの報道が出ると自民への「揺り戻し」のような投票行動への心理的影響もあるのではないかという気もする。さすがにここまでの勝たせ過ぎはという意識になるのではないかと思うわけだ。しかしそれについても興味深い解説もまた朝日の26日の朝刊の中にあった。政治面4面の「地殻変動」なぜという編集委員座談会だ。
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908260028.html

 星 「民主圧勝」報道への揺り戻しがあるかどうか。これは、ほぼないと見る。判官びいきは負けている側に何か理があって、かわいそうだから起きる。いまの自民党には考えにくい。自民党には「政権にいるから応援する人」と「政治家個人のファン」の2種類ある。前者は情勢が悪くなって一気に逃げている。

私などは、投票行動の心理的背景としてまずバランス感覚を考えるのだが、この分析はそれよりもなんか国民全体が勝ち馬に乗るという意識が先にたっていると見ているようだ。

 早野 この期に及んでも、自民党は地元利益を言っている。麻生氏のチラシに「筑豊インター来年度完成」なんて書いてあるんだ。

 坪井 あとは民主党批判ばかり。森元首相もチラシに、小沢チルドレンを「非正規社員労働組合の事務員、キャバクラ嬢に至るまで、あまりにも国政をまかすには如何(いかが)かと思われる」なんて書いた。これでは支持基盤は固められても、無党派層は呼び込めないだろう。相手の民主党の33歳の女性候補から「森さんが初当選したのは32歳でした」と言い返されてもいた。ただ、現場では本当に民主党が300議席も取れるのかという声がまだまだ多い。

 星 それは、いまだに頭の中が2、3割の得票で当選できた中選挙区制なんだよ。1票でも多い方が勝つ小選挙区制は、票差のわりに議席数が大きく変動する。

 早野 風というより地殻変動が起きてるんだな。そういえば、小泉元首相が「有権者はもう自民党に飽きちゃったんだ」と言ってたな。安倍、福田、麻生政権への批判だけでなく、長い間の鬱積(うっせき)が噴き出しているんでしょうな。

 坪井 2代続いた政権ぶん投げが致命的でしょう。

 早野 なのに麻生氏が「責任力」なんて言う。あれは裏目だ。あんな無責任に投げ出した自民党に責任なんて、誰も言われたくないもの。

1票でも多い方が勝つ小選挙区制の恐ろしさというべきか。我々はそれを4年前の郵政民営化選挙である部分初めて知ったようにも思う。1票でも多かった勝者が総取りするのである。そのうえで政権を投げ出してきた自民党に対する失望感の強さが加速化している。それが地殻変動につながっているということなのだろう。
思えば二大政党による政権交代を可能にさせるためのシステムとして導入された小選挙区制は、これまでの派閥連合体の自民党を当然のごとく形骸化させた。かっての中選挙区制では1選挙区で2〜3名の政治家が自民党から当選することができた。だからこそ党中党としての派閥が出来、その連合体としての自民党政治が可能だった。自民党政治というのは派閥という小政党の連合であり、国民のバランス感覚にそった形で、その都度連合の枠組みを代えつつ政権交代が行われていたということだったのだろう。
それがまず崩れたうえに、その変化を目ざとく見据えた小泉純一郎とそのもとに集まった自民党の一部政治家は派閥自体をつぶすべき方途を行った。それがいわゆる「自民党をぶっつぶす」だったわけなのだが、その代わりとなるべき新しい自民党が実は形成されていなかったということなんだろうか。
今回の選挙で自民党が150あたりまで落ち込んだら、あるいは今日の朝日のようにそれこそ100前後までにもということになったら。おそらく自民党は解党みたいなことになるのではないか。古い体質の政治家はたぶん一掃されるだろう。いやそういう部分は今後は民主党の中で取り込まれていくようにも思う。現時点でもそういう萌芽を、小沢チルドレンみたいなものに感じないわけでもないから。
民主圧勝の選挙結果の果てには確実に政界再編が展開されることになるのだろう。しかし小選挙区制により、選挙のたびに一方に党派が圧勝するというのは、民主主義の成熟という意味ではどうにも問題がありそうだ。二大政党による政権交代といっても、それは互いに拮抗していることによって成立しているのだから。日本の民主主義は、あるいは国民の政治的成熟度という点でも、まだまだ学習が必要なのかもしれないかな。