毛越寺の後、時間は4時半近く。そのまま一関のホテルに戻るかと思ったが、一関に厳美渓なる観光名所があることを事前に調べておいた。ナビに入れると30分かそこらで着くというので、行ってみることにした。
厳美渓 | 特集 | いち旅 | 一関市公式観光サイト【いちのせき観光NAVI】
ここは栗駒山から一関市内に流れる磐井川の浸食によって生まれた渓谷で、国の名勝、天然記念物に指定されている。一関で一番有名な観光地とのことだ。さらにいえば伊達政宗が松島とこの厳美を二大景勝地と自慢したとも伝えられている。
調べると厳美渓に近い駐車場は有料か土産物屋の駐車場で、無料駐車場は厳美渓から徒歩5分くらいの自然休養村管理センター(市営駐車場)だという。ナビにここの住所「岩手県一関市厳美町沖野々170」を入れるとピンポイントで案内してくれる。
駐車場に到着したのは5時くらい。あたりはだいぶ暗くなってきたけれど、まだワンちゃん観光できそう。さっそく渓谷を左にみた道路の歩道を歩く。途中、何か所か下へ降りる階段があるが、これは車椅子には無理。渓谷には吊橋がかかっているが、老朽化のためか通行禁止になっているようだ。
しばらくいくと天工橋という車が通れる橋があり、そこを渡ると厳美渓にたどり着く。だいぶ薄暗くなってきてはいるが、なかなかの景観だ。
そして観光地あるあるだけど、ネコが数匹いて、人馴れしているのか特に逃げるでもない。かといって触らせてくれるわけでもなく、近づくと距離を少しとるように移動する。多分、近くの住民からたんまりとエサをもらっているのかもしれない。
滞在時間は30分程度だったと思うが、この渓谷はなかなか美しく、来てみて良かったとは思った。まあ場所が岩手だし、一関だし、おそらく次は来ることはまずないのだろうけど。
厳美渓から宿までは10分程度。6時頃には宿の駐車場に車を止めてチェックインした。