ポストグローバル社会と日本の未来を考える

10月18日(木)18:30~緊急開催!内田樹×小田島隆×平松邦夫×イケダハヤト「ポストグローバル社会と日本の未来を考える第2弾」() | 現代ビジネス | 講談社
友人に誘われて昨日見に行って来た。長年、この業界の周辺をうろうろと這いずり回ってきたけど所謂音羽の総本山に入るのは初めて。おお、ここタケシ軍団が消火器持って乱入したのかなどと勝手に思い巡らしてしまった。ちなみに友人はほぼ毎月商談で訪れているのだとかで、いろいろと勝手に説明してくれた。
会場の6階ホールもなかなかに趣きあってよろしい。壁に歴代の社長さんだかの肖像画が飾ってあったりもする。
さてとこのシンポジウムの中身なんだが、予備知識もなんもない。パネリストについても知っているのは小田嶋と内田ぐらい。内田樹もほとんど本読んでないからほとんど知らないも同然。
小田嶋はある意味昔から愛読者。ほぼ同世代ということもあるし、彼のもともとテクニカルライターだし、こっちもそっち方面の出版社とかにいたこともあり、なんとなく親近感がある。コラムというか文章のうまさはちょっと並ぶべき人いないかなと個人的に思う。とにかく着想が凄い。ことコラムで凄いと思ったのは、古くは植草おじさんとかいるかど、ここ四半世紀くらいでは小田嶋か消しゴム判子のナンシー関くらいだと思うくらいだ。
このシンポも友人からのメールで小田嶋が出るみたいだけど行くみたいな感じだったか。
他の人は残念ながらまったく知らない。平松邦夫は橋下に負けた前大阪市長サン。なかなかスマートなオジサンで、少なくとも私の印象としては橋下よりは遥かに品の良いまっとうな方という感じである。
他の出席者はもうさっぱりわからん。20代のプロブロガーやらクリエイターやらということだが。しかしイケダハヤトってなんだ。ヒョロっとした草食系のイメージを具現化したみたいな人。高度成長期の総理大臣と同姓同名なんでカタカナ表記にしたのだとか。まあこんな人。
http://www.ikedahayato.com/index.php/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB
もう一人の高木新平という人は博報堂を辞めたプランナー、クリエイターらしき人だそうだ。
shimpe1.com
で、シンポジウムの内容なんだが、どうにも散漫というか、なんか今一つな感じ。グローバリズムに対峙するものがいったいなんなのかというテーマになぜか清貧の思想めいた生き方だの、市場経済を超えるものがなぜか物々交換に依拠したような交換経済みたいな話が次々と出てくる。しかもそれらをオジサンの内田や小田嶋からでなく、若者であるイケダや高木から語られる。なんかこう先祖返りでもしたのかしらんとでも思うような展開だ。
お話の流れはというと、この方がほぼ時系列的な感じでまとめられていて、ああこんな感じだったかなみたいな。
「ポストグローバル社会と日本の未来を考える」に参加しました:リーダーのためのキャリア・デザイン・カフェ
 せっかく音羽だし、現代ビジネスだし、シンポジウムだしということで、ちょっと気取ってiPhoneにメモとったのが以下のようなもの。なんか脈絡もなにもないけど。

不況20年の成果(小田嶋)。貧困は自由(イケダ)。
ポストグローバリズムのキーワード、贈与経済、脱貨幣経済、ミニマムコミュニティ、シェアなどなど。

地方経済は急速にモータリズム化が進行、高齢者が住みずらい社会になっている。都内、特に北区とかのほうがよっぽど住みやすいとか。
経済効率を追求していくと、住民サービスが成立しなくなる。それを自己責任だけでかたずけていけるかどうか。

匿名な話者は自己も他者も記号化する(内田)。

脱市場、脱貨幣経済、そのなかで経済モデルは構築できる?
せこく凌ぐ方法論が欲しい!