伊豆へ小旅行してきた。
例によって健保の宿がとれたからで、伊豆は2月、4月と行っているので今年三回目。
さすがにややマンネリ的だが、今回はまだ行ったことがないところ、しばらく行ったことがないところなどを回った。
来宮神社
熱海にあることは知っている。観光名所、パワースポットらしいということも。でも熱海だし、多分車で行くにはアクセスが悪いだろうということで敬遠していた。場所も熱海市街のはずれに位置する。でも調べてみると、一応駐車場があるらしいので、ウィークデイだしダメ元で。とはいえ学校も夏休みに入っているので、そこそこどこも混んでいる。
熱海は傾斜地に市街が形成されている。ようするに全体的に斜めっている町だ。そして来宮神社も例外ではなく、山の斜面にある。これも知らなかったことだけど、来宮神社のすぐ近くには来宮というJRの駅がある。熱海から一駅である。熱海から伊東までの路線で伊東線という。この来宮駅まで東海道線、新幹線も並行していて、そのすぐ先で丹奈トンネル、新丹奈トンネルへと吸い込まれ三島へと向かう。
来宮駅から徒歩でもたぶん4~5分程度。ただし坂を上ることになる。そして車だと来宮神社の入り口付近に行くと誘導員に駐車場を案内される。駐車場P2や駐車場P3だ。車いすユーザーであると告げると、右上にある車寄せスペースで車いすをおろし、それから駐車場を探すようにいわれる。車寄せスペースでは境内案内図では駐車場P1となっているが、ここには神社関係者以外の駐車はできないようだ。
とりあえず車いすの妻を下ろしてから上に向かうと駐車場P2でちょうど車が出てきたところだったので車を止めることができたけど、もし空いてなかったらけっこう周囲をうろうろすることになったかもしれない。
でもこの駐車場P2も全体にかなり斜めっていて、発進の際にはパーキングブレーキを解除と同時にアクセル踏み込む坂道発進を強いられる。けっこう難易度高い。さらに駐車場P2からP1のやや上にある境内への入り口までの道も、ものすごい急坂なので万が一P2から車いすで降りるのも、逆にP2に上るのもまずは無理。熱海は傾斜地でできている。

境内に入ると本堂まではとくに問題なく進むことができる。
神社はまあまあ小ぶり。でも観光地化が進んでいるので、事務所やお守りなどを売っているところやスタンドカフェなどもある。お洒落な熱海である。



そして本堂の後ろには有名な大クスがある。


幹囲(目通り周)は23.9メートルで全国でも第二位という巨木なのだそうな。ちなみに目通り周とは、樹木の幹の太さを測る際に地上から1.2mの位置で計測した幹の周囲の長さなのだそうな。世の中には70年近く生きてきても知らないことばかりだね。
大クスの巨木ランキングなんてのもちゃんとある。なるほどと思うだけだけど。そして地元ディープ埼玉、越生の上谷の大クスは目通り周15mで全国で20位だそうな。多分、この手の無駄知識はすぐに忘れそうだが。
来宮神社は高い樹木に囲まれていてクソ暑い時期でもなんとなく涼し気な雰囲気。所々にミストシャワーとかも用意されているのも人気観光地の社寺ならでは。滞在時間は30分かそこらだと思うが参拝したり、事務所でご朱印書いてもらったり、そして大クスの周囲を巡ったりと、ゆったりとした時間を過ごせる。
熱海の町なかが人込みを多く、ごちゃごちゃしたイメージがある。ゆったりと過ごすという点ではMOA美術館が一番かもしれないけれど、位置的にはそのまったく正反対の場所にある来宮神社もなかなかいい雰囲気の場所だとは思った。もっとも傾斜地ということもあり、次に来るのは多分なさそうな気もする。
伊豆シャボテン動物公園
大室山観光には何度も行っている。ふもとのさくらの里、大室山のリフト、頂上の火口跡なども。おまけにリフト乗り場の駐車場でタイヤをパンクさせられたことも。
でもリフト乗り場の先にある伊豆シャボテン動物公園にはついぞ足を向けたことがない。脇をすり抜けて川奈や伊豆高原の方面に下ってしまう。とはいえ一度も訪れたことがない訳ではなく、たぶん独身の頃に一度くらい、そして子どもが小さい頃にも来たような記憶がある。でもいつからここは動物公園になったのだろう。昔はただの温室があるシャボテン公園だったはずなのだが。そしてこの公園といえば、ウルトラマンの怪獣ヒドラのモデルがあったような。
これである。高原竜、もとは荒源龍と表記されていたそうな。

その凛々しきお顔をアップで。

もとはギリシア神話のグリフォンをモデルにしているというが、ネーミングは同じくギリシア神話の怪獣ヒドラである。
ウルトラマンでは第20話「恐怖のルート87」に登場する。この回は国道87号(実在しない)でひき逃げ事故で亡くなった少年がのりうつった怪獣で、国道87号を走る車を無差別に襲う。ウルトラマンとは互角に戦うが最後、ウルトラマンがスペシウム光線を放とうとするとき、怪獣の背に少年の霊がいるのを見えたためウルトラマンはとどめを刺さず、ヒドラは宇宙へと飛んでいく。
この話にはさらにエピソードがあり、ウルトラマン俳優の古谷敏がたまには怪獣を殺さない話も作って欲しいという要望をだしたことで実現したのだとか。
ウルトラマンは子どもの頃に見ていたが、それぞれの回のストーリーのいくつかを覚えていたりもする。ときに『ウルトラQ』と混同するが懐かしい少年時代の記憶だ。
高原竜ヒドラ (こうげんりゅうひどら)とは【ピクシブ百科事典】
さてとそれでは伊豆シャボテン動物公園はというと、まあ一言でいえば「かなりスケールの大きなふれあい動物園+サボテン温室園」といったところか。見晴らしのいい場所でところどころで大室山を見上げ、相模湾を望む。天気が良ければ富士山も見えるのだが、この日は富士山方面に雲が多くて、残念ながら富士を見ることは叶わなかった。
それでもワオキツネザル、エミュー、カピバラ、インコ、放し飼いの孔雀などを身近に見ることができる。さらに他園から購入したのだろうかキリンもいる。最近の動物園はどこでもそうだが、100円でエサやりが出来る。気がつくろ千円くらいはすぐになくなるので、これはご注意か。動物たちもエサやりに慣れているせいか、エサを手にするとすぐに寄ってくる。本来的な動物園としてどうなのかはあえて問うまい。そもそも動物園であること自体に様々な難儀があるのだろうから。
基本的には子連れで楽しむ場所だ。でも高齢者夫婦でもそこそこに楽しめる。多少のアップダウンもあるにはあるが、車いすを押してでもさほど問題もないところ。リピーターになるかどうかは判らない。今回だって、前回の記憶が遠に薄れきってからやってきたのだから。ただしウルトラマン世代の高齢者(多分リアルで見ていたのはみんな高齢者だ)には、どこか郷愁を誘う場所かもしれない。