1月の日誌的①

1月1日(木)

 元旦を長野で迎える。

 朝、8時過ぎにに布団類を片付けて階下に運ぶ。寄る年波、これがけっこうきつい。朝食は義妹が作った雑煮。

 リンゴを少し貰って、午前中のうちに帰宅。なにかとんぼ返りというかあっというの間の帰郷。そういえば甥っ子姪っ子もみな成人を過ぎてしまい、お年玉をあげる甥っ子のたった一人。その分、妻の母親にお年玉をあげる。自分もいつか子どもからお年玉をもらうなんて日もくるのだろうかね。

1月2日(金)

 完全休養。前夜帰宅してから洗濯機回した分の洗濯物を干して、大晦日に風呂場に干した分を畳む。あとはほとんど自室で過ごす。これだけだといつもの日常そのもの。

 昼食は鶏肉、大根、人参、油揚げなどで雑煮を作る。割と美味い。

1月3日(土)

 箱根旅行初日。ポーラ美術館へ美術館の初詣。企画展「Spring rising」、春の到来、春の勃興とか。春の息吹、躍動とアートのもつ躍動みたいなものを重ね合わせたものか。ちょっと何言っているのか判らない部分もあるが。なんかアートっていえば、とりあえずOKみたいなところはちょっとイヤ。展示作品は見応えがあった。

 ポーラ美術館は近代西洋美術、印象派などのコレクションが強いのだけど、最近は現代美術系も積極的に収集している。そして今回はというと、なりきりシミュレーショニズムの作品として森村泰昌と、彼が自分の妹と言ったというシンディ・シャーマンの作品が並列展示シテアッタ。シンディ・シャーマンは初めて作品を観たのでうれしい。

 

1月4日(日)

 箱根旅行二日目。

 深夜、腹痛で一度目を覚ます。前夜の夕食、御馳走だったので少し食べ過ぎたか。

 朝は7時に起きて朝風呂へ。朝食は三が日過ぎたけど正月的。雑煮、数の子、紅白のかまぼこなど。魚はカマスのひもの。これは美味かった。

 アメリカがベネズエラを急襲し、マドゥロ大統領夫妻を拉致連行した。ベネズエラからの麻薬流入防止が理由だが、豊富な石油資源を手に入れること、反米政権を倒すことが目的。帝国主義覇権国家が牙を剥いたという感じか。しかしSNSとテレビ報道の乖離が激しすぎる。テレビはマドゥロ独裁政権アメリカが鉄槌を浴びせたとか、反マドゥロベネズエラ国民が快哉をあげているみたいな報道ばっかり。

 観光は大観山展望台、芦ノ湖スカイライン、ラリック美術館など。

1月5日(月)

 箱根旅行三日目。

 箱根神社で初詣。次に成川美術館へ。一階は西島豊彦の企画展。この人は中堅どころの日本画家。京都芸術大学の前身である短大出身。琳派の画風に半導体の基板図を融合させるとか、奇妙なスタイルが面白い。

 二階ではこの美術館のメインともいうべき山本丘人の企画展。

 その後、箱根から小田原に下る。大天狗山神社、小田原城などを観光。

1月6日(火)

 普通のウィークディながら妻もデイサービスを休んでいるので朝食、昼食を作ったりもしなくてはいけない。

 旅行のあと片付け、洗濯物を畳んだりとか、まあ家事して過ごす。

 夕方になってから、妻と外出。年末に新聞の折り込みチラシに入っていたバーミヤンのクーポンチラシがあったので外食。中生が299円(税抜き)とかメチャ安い。二人で4千円くらい。

 スーパーで見切り品、おつとめ品を買い、ファミレスはクーポン使う。年金生活高齢者の王道を行くって感じ。

1月7日(水)

 妻、年明け最初のデイケアへ。

 明日、介護保険の調査で相談員が来るので、その前にと新年最初の掃除をする。二階の各部屋に掃除機かけ、一階は掃除機かける前にダイニングの食器棚のガラス吹いたりとか普段やらないことも。

 午前中、多分年末に撮った映画『フラガール』を観た。この映画はもともと何度も観ている割と好きな映画。蒼井優のラストのソロでのダンス。多分これは『花とアリス』のバレイを観て決まったキャストかなと思ったりもした。そしてダンスシーンのカット割りの多さ、やっぱり割らないとフルでのダンスは難しいのだろうなと思った。と、これって去年大ヒットした『国宝』と同じパターンだなと思ったら、監督の李相日は『国宝』の監督であった。『フラガール』と『国宝』、基本は同じだなと、ちょっとだけ思ったりもした。

 午後は、『タワーリング・インフェルノ』をBSでやっていたのでこれも久々観る。ポール・ニューマンスティーヴ・マックイーンの二大スターの共演。超高層ビルの火災をテーマにしたパニック映画。他にウィリアム・ホールデンフェイ・ダナウェイフレッド・アステアジェニファー・ジョーンズロバート・ボーンなどなどオールスターの共演。後に妻を殺害した容疑で告発されたフットボーラーから俳優に転身したO・J・シンプソン、去年亡くなったリチャード・チェンバレンなども出ていた。監督はジョン・ギラーミン。けっこう面白く観れた。

 

 深夜、これまでの妻の病状とかを記録ひっくり返して簡単なメモを作る。脳梗塞を発症したのは2005年11月なのでもう20年も経過している。月日の経つのは早いね。メモを作っていて、なにかいろんなことがあったなと、久々遠い目になった。

年月日 事項
20051115 都内で会食中に倒れる。国際医療センター病院へ搬送。右側に大きな脳梗塞。左半身麻痺。
20051116 脳浮腫により減圧開頭手術。右側頭蓋骨切除。
20051205 脳外主治医より説明。内頚動脈で血栓により一時的に血流がストップ。その後一気に流れ出したことにより脳梗塞が発症。梗塞巣は脳右側の三分の二に及ぶ。
20051212 所沢国立リハビリテーションセンター病院に転院。医師の説明で、左片麻痺、全般的知能機能低下。高次脳機能障害は、注意力障害、記憶障害、遂行機能障害など。独立歩行困難とも
20051216 介護保険申請
20060104 介護保険訪問調査。
要介護2:食事や排泄に介護が必要なことがあり、身の回りの世話全般に介護が必要。立ち上がりや歩行に支えが必要。
要介護3:排泄や身の回りの世話、立ち上がり等が自分でできない。歩行が自分でできないことがあるなど。
20060126 介護認定、要介護度区分4
20060214 国際医療センター病院に転院
20060217 頭蓋形成手術。
20060301 所沢リハビリテーション病院に再転院
20060403 身障者手帳申請
20060520 介護保険による住宅改修:2階トイレと浴室に手摺
20060602 所沢リハビリテーション病院退院 入院期間通算6ヶ月半
20060607 身障者手帳交付:等級1、障害名:脳梗塞による左半身不随
20060614 介護保険認定:要介護度区分2、区分変更申請
20060808 介護保険区分変更:要介護度区分3
20071117 障害者年金裁定請求書提出
20080614 介護保険による住宅改修:玄関、階段、1階トイレに手摺取付
20080726 要介護判定:要介護度区分3
20090701 要介護判定:要介護度区分3
20100713 要介護判定:要介護度区分2、区分変更申請
20100807 介護保険再認定調査
20100828 要介護状態区分変更:要介護度区分3

 

1月8日(木)

 介護保険調査。

 調査員とケアマネ、自分と妻の四人でテーブルを囲んで。最初に前日というか、今朝方までかかって作ったメモを見ながら、妻の病状、これまでの経緯など説明。少し長い話になる。そのうえで、障害が固定され改善されないという医師の診断があるにも関わらず、国の判定基準等の変更により介護認定により介護度が下がるのは家族として納得できないということだけは申し上げる。

 調査は調査員と本人、自分の補足説明などを交え、途中でケアマネとも話し合うなど、けっこう時間がかかり、全部終わったのは昼過ぎ。なんだかんだで2時間。けっこう疲れた。

 その後はかなり寝不足だったので、妻は出かけたがっていたが、家にいることに。昼食は残りものと、年賀で義弟からもらったハムとかのセットのなかにチャーシューがあったので、それを使って炒飯を作る。これは割といけた。

 その後は、ネトフリでキムタク主演の『教場Ⅲ』を一緒に観ていたのだが、妻が途中で寝てしまった。自分も眠くなったので、三分の一くらい残して観るのをやめた。

 警察学校を舞台にした人気シリーズだが、木村拓哉の演技もいかにも感があり、正直ダレた印象が。

 夜は、大根と豚バラを使って豚の角煮を作る。これは思いのほか上手くできた。大根が割とみずみずしい良い大根だったから。やっぱりいい素材を使うとたいていの料理はうまくできる。

1月9日(金)

 一日妻の通院につきあう。

 午前中は総合病院の神経内科への定期通院。

 10時半の予約で5分遅れくらいで病室前に行ったのだが、そこから1時間半以上待たされる。それであとどのくらいかを尋ねると、こちらの予約が医師のデータから消えていたとか。病院のデータとしては残っているので普通に受付されるのだが、それと医師のパソコンのデータがマッチしていないという不具合。

 なんでも年末にケアマネが介護研調査で面会したらしいのだが、それを通院として処理してしまったのだという。これは医師のミス。若い医師はしきりに恐縮していた。まあいいか。

 昼食はガストで。自分は日替わりランチ、妻は小皿三品を選ぶランチ。今は値上がりの影響もあり、ガストでもランチにドリンクつけると軽く千円を超えてくる。インフレを実感する。

 午後は3時過ぎに眼科医へ。ここはいつも混んでいて1時間近く待つ。9月に受けた白内障の予後は順調のようだ。

 最後に皮膚科へ。そこは予約していないで行ったので当然のごとく1時間以上待たされる。そこで頭と顔のイボの治療を。とくに頭のイボはけっこう大きく、以前に治療したのがまた再発というか少し大きくなってきている。

 自分も経験あるが、皮膚科で高齢者のイボ取り頻繁にあるみたい。基本冷却スプレーで凍らせて、かさぶたにして取るみたいな治療なんだけど、皮膚科医師の机の上には必ず冷却スプレーが常備してあるみたい。

 3件の通院、いずれも1時間以上の待機時間があり、それだけで疲れてしまう。帰宅後は前日半額で買ったトンカツを使ってかつ煮を作った。

1月10日(土)

 昨日に引き続き妻の通院の付き添い。

 この日は糖尿病外来。数値は年末とほぼ同じくらい。正月休みでたいていの人は数値が悪くなるので、横ばいはまあまあと医師からは言われる。でも今の数値はやっぱりまだ高い。このままだと年内に一度入院とかもあるかもしれない。

 その後は昼食を食べてから、川崎まで出かける。なんのことはない、子どもが川崎の市民会館で吹奏楽の練習があるというので、そのお迎えに。なんかやっていることは、子どもが高校や大学の時とまったく変わっていないような。まあこれも親バカのなせるところ。