日光旅行の2日目。今回は那須に行ってみることにした。特段どこかへ行きたいということもなく、妻が八幡のツツジがキレイみたいと言っていたので。
日光の健保の宿に泊まる機会が多いので、これまでにも何度か那須観光はしている。でも八幡のツツジや殺生石、紅葉大吊り橋などには何度も行っている。千本松牧場なども。でも例えばサファリパーク、りんどう湖ファミリー牧場、ハイランドパークといったテーマパークっぽいところには行ってない。多分これからもいかないような気もする。ああいうところは、なんというか小さい子どもがいるファミリー層がいくとこのような気もする。行けば行ったで、それなりに楽しめるのかもしれないけれど。
那須フラワーワールド
八幡のツツジを見るのであれば、なんとなく花巡りっぽくいこうかと思った。ネットを検索すると「那須フラワーワールド」というテーマパークがあるらしい。
HPを見る限り、ちょっと微妙な感じがするけれど、いちおうお花畑っぽいので行ってみることにした。日光の宿を出たのが10時半頃。なぜか高速を使わずに下道を走ってきたので、着いたのは12時くらいになってしまった。まあ急ぐ旅ではない。
ここはというと、山の斜面を切り開き花畑にしている。来た時期のせいか、植えているのはが琴魚藻やネモフィラなど。ただしなんとなく見劣りするというかなんというか。隣は多分牧場かなにかがあるようで、一段下がったところから牛の声が聞こえてくる。長閑と言えば長閑だが。
例えばひたちなかのネモフィラとか、埼玉の森林公園のケイトウとか、秩父の羊山の芝桜とか、そういう豪華なお花畑を期待してくると、ちょっとばかり肩透かし的な感じがする。ウィークデイの昼頃、お客さんは自分らと同じような高齢夫婦ものが多い。たまに一組、二組、若いカップルもいるけれど、なんとなく楽しもうとお互い気遣っているような雰囲気も感じさせられる。
まあいいか。とりあえず何も期待しないで来ると、それなりにのんびりとしているし、穏やかかつ緩やかな時間を楽しむことができるかもしれない。







那須ロープウェイ
こちらは花とは関係はない。そういえば茶臼岳にはロープウェイがあることを思い出し、妻に行ってみるかと聞いてみると。いつものように「行く、行く」と返ってくる。どこもそうだが、たいていのロープウェイは車いすでの利用は可能だったりもするし、そうでない場合も短い階段を上ってゴンドラに乗ることもできる。なので行ってみようかということになる。場所的にはロープウェイの山麓駅から少し降りたところが八幡のツツジのあたりのはずだということで。
山麓駅までは車で行ける。駅のすぐ近くの駐車場は観光バス専用なのだが、身障者用駐車場も2台分がある。たまたま1台分が空いていたのですぐにとめられる。
料金は往復一人1800円で、手帳があると本人、付き添いともに半額になる。ゴンドラは大量人数が乗れる大型のもので、最大人数は111人という。これは本当にでかい。距離は約800メートルで高低差約300メートル。運転時間は3分40秒でなにかあっという間についてしまう感じだ。
山頂駅は茶臼岳の9合目付近にあり、そこから頂上までは徒歩で行くことができる。時間は40~50分かかるということで、これはもう完全に登山である。サンダルやヒールではちょっときつそうだ。当然、車いすではまったくのところ無理。そうなるとすることもないので、少し山頂駅から景色を眺めるも、あいにく天気は曇りで、なんとなく下界は霞がかかっているような雰囲気。
なので滞在時間20分足らずですぐに帰りのロープウェイにで降りてきた。妻が健常だったら頂上を目指したかもしれない。多分、自分はしり込みしそうだが、高校時代一時期山岳部に在籍したという妻のことだから、きっと上まで行くと言うだろうなとは思った。
結婚する前だったか、石巻の金華山へ行ったとき、トレッキングコースにもなっている山の頂上まで上ることになった。そのとき自分はスニーカーだったが、妻はサンダル履き。それでもかなりの距離差がつくくらいに妻が先行した。元登山部恐るべしと思ったのが、妻曰く半年くらいで母親が病気になったため部活は辞めたとかそんな話だった。

八幡ツツジ群落
ヤマツツジの群生地である。
ここは以前、妻が友人とバス旅行に行き良かったとさかんに言うので、一度一緒に行ったことがある。まあまあキレイだし、途中にあるつつじ吊橋も全長138メートルあり、高さも38メートルとそこそこにスリリングだ。身体が不自由になってからなのか、実はそれ以前からなのか、妻はけっこう吊橋好きで、手すりをもって歩くこともたびたびだった。最近はやはり年なのか、体力が落ちているのか、車いすで渡ることが多くなっている。
ツツジは事前にサイト等で調べると1~2分咲きということだったが、けっこう開花が進んでいるようで、行ったときには5分程度までになっていた。HPを見ると今日あたりはほぼ見頃になっているようだ。
ここは駐車場からすぐにウッドデッキの遊歩道を進む。それからつつじ大吊り橋を通って群生地に行く。そこでも遊歩道も進めるが、より花のトンネルのように咲いているところへは、でこぼこした土の上を歩く、車いすを押して進むことになる。全体としてなだらかに下っているので、行きはよいよいだが、帰りはけっこうシンドイ目にあった。
ツツジはまあ二度目ということもあり、割と余裕をもって見て回ったが、それでもそこそこに美しく、心和むものがある。いまさらいい年してなんだが、美しいものが好きな人になりたいものだと、そんなことを思ったりもする。














ペニーレイン
前回、妻が行きたいというので寄ったパン屋。とにかく人気店のようで、ウィークデイなのにひっきりなしに車がやってくる。たまたま1台分の身障者スペースに止めることができた。
しかし那須で、ペニーレインというネーミングになんとなくあざとさを感じないでもないが、おそらくオーナーが相当なビートルズ好きなのだろうし、さまざまな著作権的なものをクリアして成功しているのだろう。きけばチェーン店でもないのだろうが、けっこう店舗もあり、都内ではスカイツリーのソラマチにも出店しているという。
ここで買ったパンを子どもに土産として持って行ったら、ちょうどスカイツリーで遊んできたばかりで、ソラマチのお店がメチャ混みでなにも買えなかったといって、けっこう喜んでいた。といっても、前回も土産をあげているのだが、そのことは覚えていないというから、さほど有難みもなく食べてしまったのかもしれない。
店舗の入り口や、入り口横の壁画を見ると、それなりの拘りを感じるけれど、やっぱりあざとさも・・・・・・。


まあパンは総じてみんな美味い。でもブルーベリーブレッドとか菓子パンとかを見繕っていると、あっという間に3千~4千円になってしまうのはなんとも微妙だ。パンにそんなに金をかけるなんて・・・・・・、シクシク。
といってもミーハーな妻はあれも欲しい、これも食べたいと言い募る。まあいいか。
最後、車に乗ってから妻の一言。
「ところでペニーレインってなんのこと」
なんか肩透かしというか、心象風景としてはギャグでコケるみたいな感じである。
「地名。リバプールにある通りの名前だよ。それをタイトルにしたビートルズの曲がヒットしたので、有名になったの」
以上である。