今年、二回目の日光である。もはや健保の宿は常宿になりつつある。
初日、家を出たのが10時過ぎといつものように遅めだったので、日光市内に入ったのは12時過ぎ。どこへ行くかも特に決めていなかったのだが、とりあえず定番観光ということで社寺見学に。
ウィークデイかつゴールデンウィーク明けということで、駅から神橋のあたりまでを車で走っていてもかなり人が少ない印象。もっとも有名な東照宮の春季例大祭が17日、18日と行われるのでその前の静けさみたいな感じもあっただろうか。
土日ではないので、東照宮、二荒山神社、輪王寺などの駐車場もどこでも止められる。東照宮の駐車場だとそこから参道に出るには、けっこう急な坂道を上る必要があり、これまで車いすを押していてけっこうシンドイ目にあっている。一番いいのは、輪王寺の第一駐車場で、ここは参道脇にあって舗装されている。観光バス専用の駐車場なのだが、身障者用のスペースが4~5台分用意されている。土日はまず入れないが、ウィークデイなら空いている可能性大で、東照宮駐車場を過ぎたT字路の手前の係りの人に聞けば、空いているかどうか確認してもらえる。
今回も空きがあるということで行くことにした。広いスペースや近くにトイレなども完備してあるので、車いす利用者(身障者)はワンちゃん試してみるのもいいかもしれない。
輪王寺
ここは去年の1月に初めて来た。日光に何度も来ているのに、実は東照宮以外は行ってなかったりもする。昨年初めて輪王寺、二荒山神社、輪王寺の別院である大猷院と行ったのだが、特に大猷院はそれこそ東照宮よりも凄いという印象があった。そして輪王寺の本堂(三仏堂)も相当に凄い。本尊の三仏(阿弥陀如来・千手観音・馬頭観音)はそれぞれが7メートル以上あり実に見事である。




大猷院

輪王寺の別院で、東照宮への参道を上ってから右にそれた杉並木を行った一番奥にある。この道はほとんど平坦で、舗装こそされていないが車いすを押していてもさほど苦にならない。東照宮に行くには最初に手すりなしの急な石段を上る必要もあり、もう何年も前から東照宮は妻を連れて行くのは難しいと思っている。その分、二荒山神社や大猷院方面に行くようになってきたというところか。
杉並木を過ぎて両側に二荒山神社があり、その先にあるのが徳川家光の霊廟である大猷院だ。ここも去年訪れたときには、その見事な建物に驚いた。とくに細かい彫刻がきざまれた寺院、門などが続く。
ただし大猷院の本堂に行くには、三つのかなり長い石段が続く。去年訪れたときは、さすがに妻は難しいだろうと思い自分一人だけで駆け足で上った。それでも本堂で有名な黄金の破魔矢を衝動買いしたりもした。あれは一生ものとかで、今もテレビ台上のガラスケースに飾っている。
石段はまず前方に上り、そこから右手に折れて二つ目の石段を上り、さらにまた前方にという三つある。ただし中央、両側それぞれに手すりがあるので、ゆっくりと頑張れば上ることができる。今回の日光はどこも日本人よりも圧倒的に外国人が多く、なんとなく言葉を聞いていると特にヒスパニック系の白人が多いような感じだった。スペインあたりの団体さんだったのだろうか。その分、東アジアや東南アジア系は少なく、日本人と同じくらい少ない印象があった(なんかへんな表現だ)。











逍遥園
輪王寺の宝物館の裏手にある日本庭園。ここは初めて訪れる。最初、たぶん小さな庭園だろうかと思ったのだが、そこそこの規模感があり、中央に細長い池がありその周囲を巡る典型的な池泉回遊式日本庭園だ。
作庭は安土桃山から江戸時代にかけての茶人、書家でもある小堀遠州と伝わっている由緒正しい庭園。そういえば川越の喜多院にある庭園も遠州流といわれていたっけ。枯山水でこの場合の遠州流は、室内から庭園を眺めるような造りになっているというものだった。喜多院は徳川家光が生まれた場所。そして輪王寺には家光の墓所霊廟がある。小堀遠州は幕府の作事奉行を務めていたという。
この輪王寺の庭園は池泉を回りを逍遥する回遊式庭園だ。細長い池泉は近江八景に見立てた琵琶湖を模しているという。小径に敷き詰めた飛び石の雰囲気などの工夫が遠州風味といえるのだろうか。
庭園の一番奥に少しだけ高低差のある丘のような部分あるだけで、全体として高低差の少ない作り。周囲はやや高い樹木でおおわれていて、外部の景色はあまり入り込まないが、一部に遠くの山並みが目に入る。ただし借景というほどのことはない。建物としては宝物館を目にするだけだった。














二荒山神社
東照宮の参道から杉並木を抜けて最初にあたる。右側の本殿に行くには長い緩やかな石段を上っていく。ここも去年の正月に訪れているのだが、やはりこの石段がネックで妻は左側の社殿。といってもここも石段がネックで妻は石段の手前にある常行堂の前で留守番していた。今回はというと石段の右側にややきつめの坂道があるのがわかったので、そっちを通って車いすを押して境内に入ることができた。








