5月の日誌①

5月1日(木)

 世間的にはメーデーの日。

 連合系は集会を4月26日にやったとか、全労連はきちんと1日にやるとかなんとか。

 昔々、最初に勤めた職場や次に務めたところでは、組合があり1日は動員がかかって代々木公園の集会、その後はデモ行進して渋谷で流れ解散とかあったような記憶がある。組合の執行委員とかが中心で、一般組合員は若手の社員が駆り出されるとかそんな感じだっただろうか。今はたぶん集会後のデモとかはやらないのだろうな。組合の組織率も相当下がっているのだろうし。

 でも組合運動の低下、組織率の低下と、今の非正規雇用の増加、不安定な雇用状況やブラック企業の増加などと呼応しているようにも思う。働き方改革とかいってもしょせんは一部の大企業だけが恩恵を受けているようにも思えるわけで。

 

 世間様はメーデー、連休の中休み的な日、高齢者はというと久々、妻の車いすを押してご近所を散歩した。最初に銀行で金を下ろす用事があったので、ふだんあまり行かないスーパーへ。そこの駐車場に信用金庫のATMがある。あまり利用しない信用金庫だが、たまに使わないと諸々問題もあるのでたまには金降ろすというか、取引実態作らないと。

 スーパー内のマクドナルドで軽めのランチを食べ、それから少し住宅街を歩く。最近はあまり行かない緑道の方へ行ってみた。この緑道は直線で1.3キロくらいで往復2.6キロ。仕事をリタイアした後すぐくらいはこの緑道に毎日のように来て、2往復、3往復して、1日10キロくらいしゃかりきに歩いていたけど、最近はとんとご無沙汰している。かれこれ4年くらい前のことになるのか。たぶんだけど64歳と68歳ではだいぶ体力が違っているというか、確実に老いがきているようにも思ったりもする。

 今回は緑道を往復とかしないで、そのまま抜けて工業団地の方へ。さらに少し歩いて聖天宮という道教の寺院の方まで行ってみた。

 

 

 ここは台湾の金持ちが夢のお告げに従って東の方に寺院を建てたということなのだが、あたり一帯畑ばかりの中に忽然と中華の寺院が建っているというある種の異形な建築物。とにかく金をかけた建物で、大工は台湾から連れてきたとかで、龍の彫り物も見事。

 もっと観光資源として利用されてもいいのではないかと、常々思っているのだがなんとなく放置されているような感じである。台湾系の華僑と坂戸市あたりがコラボして、周辺に台湾風の屋台村を作るとか、最寄り駅からは2~3キロはあるので、専用のバスを仕立てるとかして、ミニチャイナタウンでも作ればいいのにと密かに思っているのだが、そういう構想はないみたいだ。

五千頭の龍が昇る聖天宮 | 公式ホームページ

 

 その近くの農園がなぜかダチョウを敷地内に放し飼いにしているところがあるので、そっちにも行ってみた。しかしなんで坂戸でダチョウなんだよと、常々小さく突っ込みを入れていたところ。でもダチョウには会えませんでした。なんでも3月に飼っていたダチョウ二羽が相次いで死んでしまったとか。死因は調査中だとか。どこかの動物園あるいは獣医学のある大学とかで解剖して調べているのだろうか。

 これで地域の小ネタがまた一つ消滅してしまった。これはこれでとても残念。

 

 そこから駅の方に歩いて戻り、ダイソーの30リングのファイルの3つ購入。ここのところメモを取るノート類が増えてきているため。最後に駅近くの居酒屋に入って飲食。この店は現役時代から仕事でもプライベートでもよく利用したところ。週1くらいで来ていたかもしれない。さすがにリタイアしてから年に何度か来るだけ。比較的安くて料理も美味い。妻もけっこう喜んでいる。

 歩いた距離は久々10キロ超えだった。

 

5月2日(金)

 午前中、妻の神経内科の定期通院。特に何もなし。

 GWということで、子どもが今日、明日と帰ってくるという。といっても明日は吹奏楽パート練習が都内であるというし、翌日は友人二人と小石川植物園でピクニックをするという。なんのことはない夕食に好物を食べたいというだけで帰ってくる。まあそんなものだ。

 11時に病院が終わり帰宅すると、子どもはもう帰ってきていたので近所の小料理屋でランチ。ここは多分リタイアしてからは一度も来ていないかもしれない。昔は、ランチは予約制のコースで、よく税理士とかが来社したときに昼食をごちそうしてやったりとか、仕事で使うことが多かった。今は丼+蕎麦のセットで1300~1500円程度になっている。妻は天丼、子どもは海鮮丼、自分はステーキ丼にした。

 その後は飯能にあるフーコットに買い物に。ここはヤオコーがやっている安売りスーパーで、特徴は現金販売のみ。カードやキャッシュレス決済の手数料などを省いて、その分単価を安くしているという。たしかに野菜類は安い。

 この安売りスーパーは、友人が教えてくれた。ネットで探してみると飯能店が割と近くで、車で30分弱で行けるので、ここ最近何度か利用している。現金のみということで、なんとなく買い控えではないが、余計なものを買わないというか、なんとなく抑制される部分があるような気がする。ふだんカードで買い物をすることが多いが、なんとなく無駄とはいわないが、余計なものまで買う部分があるかもしれない。

 とりあえず、子どもがいるあいだの食材など、肉、野菜などを購入。帰りにシャトレーゼに寄ってケーキも買った。

 夕食はカレー、鳥の香草焼きなど。子どもが好物なので刺身も出す。

5月3日(土)

 子どもの吹奏楽パート練習があるので杉並の練習場所まで送っていく。吹奏楽は中学から始めて、今は市民楽団に入っているからかれこれ15年になる。特に演奏が上手いわけでもないけど、まあ譜面は初見がきくし、いちおう譜面どおりには吹けるそうだ。こういうのは「すきこそあはれ」みたいなものだろうか。

 定演は6月なのでけっこう練習の頻度は多いらしい。2月から新しい仕事に就いたばかりだけど、なんとかなっているらしい。

 

 練習に行く前に妻のおでかけ欲求に応えることもあり、石神井公園に寄った。ここは一応駐車場が完備されている。行ったのが夕方近くだったので、駐車場もすぐに入れた。

 石神井公園に来たのは何十年ぶりだろうか。このやや細長い池の周囲を三人でぐるりとする。気持ちの良い陽気で、小1時間ほど妻の車いすを子どもに押させて、三人で散歩する。

 

 

 

 

 

 昔、石神井公園の池にワニがいたという都市伝説めいた話があったことを思い出し、子どもに話して聞かせる。子どもは「なにそれ」みたいな反応。すぐにスマホで調べると、1993年のことだとか。もう30年以上も前のことだったのか。

 なんでもワニの目撃情報があり、捕獲作戦が実施されたが見つからず、ワニの越冬はないだろうということで、騒動は終焉したとかそんなことだっただろうか。

 石神井公園というともう一つ思い出がある。公園近くのマンションにある作家さんが住んでいて、そこに一度おじゃましたことがあった。たしか頼んでいたサイン本100冊くらいを取りに伺ったんだったか。なんか知らんがサイン本がらみになると、とたんに営業がやりとりするみたいなことでお鉢が回ってきたんだったか。

 その作家さんは当時的にもけっこう有名な方というか、そこそこ売れる作家さんだったけれど、わりと気さくに対応してくれた。もっともダンボール4箱分くらいのサイン本を3階だかから一人でおろしたような記憶がある。まあこれは致しかたないけど。

 その後も別の出版社だったけれど、推理小説系のベストセラー作家のサイン本を引き取りに行ったことがあった。横浜の閑静な住宅街で、出せば何十万部も売れる作家にしては意外なほどこじんまりとした家に住んでいたっけ。まあ大豪邸ではないけれど、品の良い家だったように記憶しているけど。

 そんな話を子どもにしたのだけど、その二人の作家の名前を子どもは知らないみたいだった。推理小説の作家のほうはすでに故人になっているけれど、もう一人は今でも割と大家みたいな感じなんだが、Z世代であまり本を読まない子だと、まあ知らなくても当然なのかとは思った。

 子どもを練習場所におろし、どうせまた迎えに来るのだろうからということで、車で20分くらい走ったところにあるイオンモールに行き、買い物をする。比較的大きなイオンモールは久しぶりだったので、妻はわりと喜んでいた。

5月4日(日)

 子どもは友人とピクニックに行くということでお出かけ。こちらはというと、午後になってからまたフーコットに買い物に行く。

 キャベツ一玉99円、レタス89円、ナス3本99円、ホウレン草99円など、たしかに安い。キャベツは残り3~5玉くらいになっていたし、夕方に行くとけっこう品切れ続出かもしれないなと思った。

 夕方、子どもは荷物を取りに一度家に寄ったので、少し話をしてから送っていくことにした。

5月5日(月)

 世間的には子どもの日。GWはいよいよ明日までというところ。

 まったく観光的なおでかけしていなかったので、2時頃から車で外出。うらわ美術館まで行ってみることにした。埼玉の公共美術館は県立近代美術館には何度か行ってるけれど、ここは初めて。浦和駅近くの複合ビル、センチュリー・シティの3階にある。ビル内にはホテルもある。なんとなくイメージ的には八王子市夢美術館や高崎市タワー美術館と同じような感じがする。

 開催していた企画展は「笠間日動美術館コレクション フランス近代絵画の巨匠たち」というもの。日動美術館は現地に二度訪れているし、コレクション展としては一度八王子市夢美術館で開かれているのを観ている。なので展示されている作品はほとんど見覚えがあるものばかり。とはいえルノワール、マルケ、ピカソマティスシャガールなどフランス近代美術の良品がまとまって観ることができるのはありがたい。

 うらわ美術館は「本」のコレクションが売り物のようで、画集や限定本などを多数所蔵している。今回も日動美術館コレクションと連動して、マティスやボナールらが挿絵を手掛けた詩画集なども展示されていて、けっこう面白かった。

 

 美術館の後、川越の伊佐沼に寄った。そこで車いすを押して池の周りを半周した。妻は池に張り出したウッドデッキの桟橋を少しだけ手すりをつかって歩いた。

 

 

 

 帰りにホームセンターに寄って花壇の植え替え用の花と肥料を買った。