最近、crystaldiskでハードディスクの状態を見てみると、メインでデータを保存している2テラのハードディスクの状態が、使用時間1万時間超えで、温度が50度前後に上昇し始めた。これは多分夏になると60度超えは必須だな。
ハードディスクの耐用年数はどのくらいか判らないけれど、メイン使いのものは多分買って5年はゆうに経つ。使用時間は2万時間超えるとヤバイとかそういう話もあるけど、多分まだまだ問題はないだろうとは思う。とはいえこの手の機器はいきなりダメになることもある。
一応、メインで2テラのハードディスク1台、バックアップ用に1テラのハードディスク、さらにMacのタイムマシンでもたまにバックアップとったりはしている。といってもデータ類はというと撮りためた写真や画像、落とした動画や大昔の子どもの成長を記録したビデオ類。あとはiTunesで管理している1万2千曲くらいあるはずの音源データとかそんな程度だ。
パソコンとの付き合いは長い。MS-DOSの時代からだから40年以上になるか。Windowsは初代から使っているし、まあ長生きすればそれだけデータ類も増えてくる。写真や画像もとくに見返している訳でもないが、消えてしまうと悲しい。iTunesの音源もそうだ。もはやこの手のデータは自分の人生の一部、あるいはその全部に等しい存在なのかもしれない。もっとも死んだら多分、そのまま放置されて廃棄される。そういう運命なんだろうが。
コンピュータの普及により、人間の人生はアーカイブされることによってだけ存在する。あるいは生き続ける。そういうものかもしれない。どんな奴だったかは、保存された画像、動画、文書などによって判断されるとか。
権力組織や官僚組織は、本来歴史によって評価されるために、様々なデータをアーカイブしておく必要があるのだが、不都合な事実は隠蔽するという悪癖が身についているせいか、事案終了後には即廃棄される。
クラウドの普及からすれば、いまやデータは無限にアーカイブできる。世界中のどこかのデータセンターに保存されて・・・・・・。そういう時代なのだ。まあすぐに検索できる状態でアーカイブされるというのは現実的ではないだろうけど。それでも保存容量はクラウドの普及状況を考慮すれば、かなりな部分無限大に近いのではないかとそんなことを思ったりもする。
話が脱線、いきなり大きくなり過ぎた。我が家のハードディスク事情の話である。
Amazonのセールを見るとハードディスクの値段も下がっている。安価な中華製だと5千円台で1テラくらいのSSDが出てきている。数年前は128ギガで6~7千円したと記憶している。会社の古いパソコンを延命させるために、128ギガSSDを大量に買って換装したなんてことをやったことがある。多分20台以上やったのではないか。数十台をいきなり買い替える余裕もない中小零細だったから、これは苦肉の策だった。
ということで安いSSDをメインのデータ保存用にしてはどうかと思い立った。買ったのは本当に安い中華製SSDだ。
いちおうプライム会員なのでポチると翌日には届く。手持ちのケースに入れてディスク管理で初期化。まあ普通に使える。メインのデータをコピーするとさすがに600ギガ超えなのでかなりの時間を要する。ファストコピーとかリアルシンクとかユーティリティ系ソフトを使っても数時間。ひたすら待つ。
コピーし終わったらドライブレターを変えてメインにする。とりあえず問題なく使える。SSDだから早いかというと、起動ディスクではないのでこれは今のところ判らない。ただ回転がないので靜かは靜かである。
中華製で価格が価格だけにまめにバックアップを取った方が良いだろう。ということで10年近く前のパソコン(core I7のHaswell 世代)をメインマシンで延命させて使っている。メモリは20ギガ以上にしているので、けっこうこれでイケてしまうのだ。まあ動画編集とかゲームとかやらないから。
その他持っているノートPCやMac book airもみんな5年~8年くらい経過している。新しいものが欲しいと思いつつも、とりあえずリタイアした老人は自分と同じような中古品でもとりあえず動くうちは使うと、まあそういうことだ。
机回りにデスクトップマシン、SSD、ハードディスク3台(うち1台はMacのバックアップ用)があり、スッキリしないけれど、雑然、スッキリしないのは人生同様というところだ。今回のガジェット話はおしまい。