

去年行ったB級カオス系テーマパーク「まぼろし博覧会」の姉妹館である。究極のパクリ本『サザエさんの秘密』で当てたデータハウスの鵜飼義嗣氏が運営している。
まぼろし博覧会の感想はというと以下のとおり。
カオス、脱力、気色悪い系の聖地ということだが、確かに凄い。よくぞこれだけ気色悪いものを集めたものだとは思ったが、思いの外楽しめた。基本、オバカが嫌いじゃない。一緒に入った子どももけっこう楽しんだらしく、後で聞くと友だちと一緒にリピーターになっていたりして。
そしてその姉妹館のあやしい少年少女博物館である。まぼろし博覧会に比べるとかなり規模が小さい。どっちが先だったか知らないが、入りきらないガラクタ類を持ってきたらこうなったみたいな話があったようなないような。
まあ話のネタというか、とりあえずいつも車走らせてペンギンのオブジェが目に入るのでとりあえず一回入ってみるかという、単なるノリである。しかし還暦過ぎてよくやるよという気もしないでもないが、内容がぶっちゃけ昭和的レトロなので、若い人よりは親和性がある。ただそれだけだ。
多分、これから先でいえば、お金くれても多分行かないような気もしないでもない。まぼろし博覧会はそこそこ規模感のある気色悪さと、70代でありながら美脚の女装趣味の鵜飼社長自らセーラちゃんとして迎えてくれるので、もう一回くらい行ってもいいかと思ったり思わなかったり。
それにしても気色悪い。






入り口のところで女性が一人でスマホをいじっていた。我々が入ろうとすると、「これから入場するなら、この割引券つかってください」と。渡されたのはコンビニや観光案内所などに置いてある100円引きの割引券。なんでも子どもたちは今入場しているけれど、自分はあまり興味がないのでみたいなことらしい。それでこの先にある博覧会のことを少し話をした。
「まぼろし博覧会。あっちはかなり大掛かりです」
「なんか、そっちはちょっと興味があるんだけど、どんな感じですか」
「う~ん、カオスです」
見ず知らずのお母さんと二人で大笑いをする。
入って少し行くと、小学生くらいの子どもを連れたお母さんがいる。子どもがさかんに「怖いのない、怖いのない」と聞いている。お母さんは「大丈夫よ、大丈夫」と言っているが、その奥には一応お化け屋敷があるんだが。
まあ、まだ行ったことがない人にはとりあえず一回は行った方がいいよと勧める。行ったことがある人とは、とりあえず「二度はないな」と語り合う。そういうところだ。