みさと公園~埼玉河津桜巡礼 (3月2日)

 火曜日に行った権現堂公園の河津桜が三分咲きくらいだったので、さらに埼玉県内で河津桜の見れるところをググってみたところヒットしたのがこのみさと公園

みさと公園 | 公益財団法人埼玉県公園緑地協会

 三郷までは自宅からだと、関越道から外環道と高速を走ってだいたい1時間くらいである。三郷はほとんど行ったことがない。イケヤがあるとか聞いたことがあるが、なんとなく埼玉の外れ、千葉や東京に隣接するところというイメージだ。

 公園はかなり広く、駐車場も大きい。ただここは子どもが遊ぶ遊具なども充実しているので、土日はかなりの混雑になるのだと思う。まあ行ったのが木曜日なので、駐車場もポツン、ポツンと車が止まっているだけ。園内も閑散としていて、人も疎ら。小さな子どもを連れた若いお母さんたちが、数人いる程度。駐車場から至近のところに子どもが乗るバッテリーカーのスペースがあるのだが、そこでは子どもがバッテリーカーにのってグルグルと回っている。それをお母さんたちが動画に撮っている。なんとも微笑ましい風景。

 河津桜は地図でいうと右側の展望台のすぐ左側、自由広場の一角にある。感覚的には
20~30本くらいだろうか、かなりこじんまりとした感じである。しかし開花状況はというとほぼ満開である。わずか数日違いとはいえ、同じ埼玉でも幸手の権現堂が三分咲きくらいだったのとはえらく違う。まあこんな感じでなかなか見応えはある。

 展望台の側には梅が植えてあり、こちらも満開。ということでこのへんは早咲きの春を満喫できる。

 

 そしてしばし公園を散策。この公園は小合溜井という池に隣接していて、対岸は東京都の水元公園になっている。地図でいうとこんな感じか。

 小合溜井(こあいためい)とは、利根川の支流古利根川をせき止めて作った調整池ということらしい。ここが東京都と埼玉の県境となっている。

 対岸の水元公園みさと公園に比べると倍以上広い。両方を散策できるのだけど、間に橋がないので、一番外れの方まで行かないと対岸の公園には行けない。このへんがちょっと微妙である。『翔んで埼玉』ではないが、埼玉との行き来を制限する東京の陰謀かと。一番端っこに二つの公園を行き来する小さな橋があるのだけど、ここに昔関所があって・・・・・・、といったホラ話をしてみたくなる。

 ウィキペディアの記述によれば、この小合溜井が東京と埼玉の県境となっているらしいのだが、境界線を巡っては葛飾区と三郷市が対立し、県境未確定区域が存在しているとうことだ。間に橋がないのはそういう影響もあるのかもしれない。

 池には沢山の水鳥がいる。まずは池の中央部に群れているスズガモ。

 そしてこっちはクイナ科のオオバン(多分)。

 池から上陸してエサを探しているのは多分カルガモだろうか。

 ここにはダイサギはほとんどいないようで、飛んでいるのはクロサギゴイサギ

 公園の一番はしっこの自然観察園にいたのはクチバシが黒いので多分コサギではないかと。

 飛んでいるところはこんな感じだったか。

 橋を渡って水元公園に入るとすぐのところに葛飾区金魚展示場がある。自分は知らなかったけれど、葛飾の金魚は江戸前金魚ということでけっこう有名らしい。入ってみるとキレイな金魚をしばし鑑賞できる。

 それから水元公園をしばし散策。水元大橋を渡ってすぐのところに涼亭というお食事処があったので、遅い昼食をとる。

 その後はというと、風が急に強くなり、それも北風だったので慌ててもと来た道を引き返した。このときも思ったけど、駐車場のあるみさと公園は池の対岸で目と鼻の先なのに、池をぐるりと回らなくてはいけない。早く葛飾区と三郷市和解して間に橋を作ってくれと思いつつ、車椅子押して速足で戻った。あとでアプリで確認したら歩いた距離は5キロ弱だったか。

 とりあえず河津桜はこれでおしまいか。まもなく桜の本番になるし、また桜巡礼をちょこちょこ近場でやりたいと思ったりして。