丸二日寝込んでいた。そしてマイナカード

 日曜の夜から月、火と体調不良で寝込んでいた。

 主な症状はふらつき、もうとにかくふらふらしている。これで発熱でもしていれば、風邪とか、ついにコロナにつかまったかと思うところだが、熱は平熱のまま。咳もないし喉も痛くない。去年、コロナに罹った子どもが(軽かった)、一日、二日発熱、後は咳、喉の痛みと鼻水と言ってたけど、いずれもない。そろそろ花粉が出始めてていて、鼻水ずるずるが始まるところなのだが、それもない。とにかくふらふらして起きているのがしんどい。

 後はかなり喉が渇くのと頻尿だったか。日曜は下痢とかがあったが、月曜からそれもばったりとなかった。なので一応常備しているコロナの抗原検査キットも使おうかどうしようか考えてやめた。とにかく寝ていた。食欲もほとんどないので、去年淡路で買った玉葱スープの素を使ったおかゆを二食くらい。妻ともあまり接触しないようにしていた。

 コロナでないとしても、風邪の類であれば、来週から入院するのに染すのも気がひける。入院の延期なんてことも困る。

 寝ているときに考えたのだが、これって疲労とか脱水症状とかそういうことではないのかと思った。というのは、先週はとにかく歩いた。

水曜 17.7キロ

木曜   4.4キロ

金曜   6.6キロ

土曜 16.4キロ

日曜 11.1キロ

 日曜は散歩している間もなんだかやけに喉が渇いていた。でもトイレのこともあるのであまり水分をとらなかった。結局、これかなと思ったりもする。脱水状態と疲労

 還暦も遠に過ぎた身で、いきなり運動過多。そういうことだったのだろうか。

 昨日は、まだ若干ふらつきがあったが、午前中は妻の神経内科の定期的な通院があり、病院に送っていく。小1時間で終わったのでいったん家に帰り、30分ちょっと寝ていた。本当にちょっとの時間でも寝ることができる。

 午後は、市役所に申し込んでいたマイナカードの受け取りに行く。基本的にはマイナカードには反対である。性急過ぎるし、使用目的が不明瞭だ。IT社会であるので様々な社会生活において統一したIDナンバーが必要というのは判らないでもない。一方で国民背番号制みたいなものにはなんとなくヤバさを感じないでもない。管理社会の弊害、オーウェルの『1984』ではないが、国家による個人管理にはきな臭いものを感じる。

 そもそものところ、マイナンバーも携帯したり保険証代わりなどということはなかったのでは。個人情報保護や流失、悪用などのセキュリテイ面からも厳重保管のはずだった。マイナンバーカードが始まり、各人に通知カードが届いた頃、企業がなにを求められたか。年末調整などの税務に必要なので社員からマイナンバーを預かる。しかし厳重保管のため、マイナンバーを扱う社員を限定する、コンピューターも通常のネットワークから切り離し、保管スペースは別室など用意する。そしてそれらを明記した個人情報保護規定を作成する。

 当時、そういう規定を作ったり、社員に説明するなどの仕事のほとんどが自分の管轄だったので、けっこうシンドイ思いして規定作りや、何度も社員への説明とかした記憶がある。マイナカードが保険証のように携帯可能なものとなると、あの個人情報保護規定はなんだったのかと思ったりもする。今、企業では諸々改訂作業とかしているのだろうか。

 だいたいにおいて個人IDが必要だということであれば、アメリカのような社会保険番号、まあ日本だったら年金の番号で十分のような気もする。なぜ新たなID番号を作り、それに様々な他の番号なりなんなりを紐づけるのか。結局、それに関わる管理コストが諸々ビジネスとなって金が落ちるということ、そこに利権が生まれたりとか、そういうことを勘繰る訳だ。

 マイナカードを保険証として利用する、それによって健康情報の一元管理が可能となり、国民にも利便性が高まるというけど、そもそもそんな大きなシステムが現在のところ構築されているのだろうか。いつも思うのだが、各病院、各医院、ようするに医療機関のシステムは、おそらく個別である。そういう分散された閉じたシステムをすべて連結できるのかどうか。

 例えばだが、各患者のカルテ情報は今電子化されつつある。通院のときに医師は患者を問診しながら、画面にもろもろ入力している。今では手書きカルテなどあまり見ることはないかもしれない。でもカルテの保有は結局のところ各医療機関である。そもそも患者にとっては自身の個人情報=健康情報なのであるけど、それを閲覧することはまずありえない。各医院に請求すると医療情報として有料で提示されるような仕組みのはずだ。

 マイナカード=保険証で一元管理されたときに、カルテ情報は医療機関で共有されたり、患者が開示閲覧を求めたら、すぐに端末やスマホで見ることができるようになるか。多分、絶対にならないだろう。

 まあそんなことを考えるていくと、マイナカードなど絶対にうまく運用できるとは思えない。そもそもこの国の政府、社会が大きなシステムをうまく運用できる訳がない。おそらくかなり早い段階で、みずほのシステムのように様々にダウンするに違いないと踏んでいる。

 とはいえ、基本的に小市民である。マイナカードの申請率がすでに国民の7割近く達するという状況らしい。そうなると中庸も目指す小市民としては、あくまで徹底抗戦とはいかない。なので今回は申請取得した。別にポイントに目が眩んだ訳ではない。妻はここのところずっと「早くしないと、ポイントが」とテレビ報道などに煽られるままに言っていたけど。

 マイナカードの取得手続きはなんだかんだで30分くらいで終わった。マイナポイントは一応健康保険証利用の申し込みで7500ポイントが決裁サービスに付与される。以上である。帰宅後、それまで通知カードを保管していたところに二人分のマイナカードを放り込んで終了。

 今日はというと、まだ若干ふらふらする。