上野、根津~不忍周遊

 美術館の後は少し散歩することにした。

 最近、妻と美術館に行った時にはその周辺を散歩することが多い。竹橋の近代美術館に行けば北の丸公園をぶらぶらする。上野に来ると上野公園から東照宮のあたりを歩いたり、ちょっと下って不忍の池のあたりを歩いたり。

 基本、私が車椅子を押していくのだが、途中で必ずほんの少しの距離だが妻は歩く。本人曰くダイエットのためという。太り気味で軽い糖尿の気があるのだが、片麻痺では身体を動かすということも叶わない。食事量を減らしたりとかそっちで気を付けていくしかないのだが、ある意味一番の楽しみを制限するのもなんとも。まあ短い距離でも歩くのは障害や加齢で稼働領域がどんどん狭まっていくのを防止することにもなるのかもしれない。

 今回はというと、西洋美術館から上野公園をトーハク方面に行き、そこから藝大前を通って根津の方に下っていくことにした。それから狭い道を少し歩いてから池之端に出て不忍池をぐるりと回った。妻は不忍池の遊歩道のあたりを少し歩いた。

 コースとしてはこんな感じだろうか。

 不忍池には蓮の葉が生い茂って、ところどころで蓮の花の蕾が見受けられた。なかなかきれいな光景だ。たぶんもう少しするともっと花が次々と咲いていくのかどうか、ちょっとそのへんはわからない。

 都心のど真ん中にこういう大きな公園があり、四季折々に花が咲く。このへんに住んでいたら、美術館、動物園、公園と花、なかなかよき生活が楽しめそうな気がする。利便性も高いしね。