白丸ダムと小河内ダム

 玉堂美術館の後、多少時間があったので奥多摩湖へでも行ってみるかと思った。

 妻がテレビかなにかで観て覚えていたのか、白丸ダムへ行ってみたいという。ナビで検索すると10分くらいで着くようなので行ってみることにした。

白丸ダム - Wikipedia

 玉堂美術館から吉野街道を上り青梅街道に合流してさらに登っていくと、白丸ダム方面という標識がでてくる。あとで地図で確認すると青梅線鳩ノ巣駅白丸駅のちょうど中間くらいにあるようだ。きちんと駐車場も整備されていて、駐車場から少し下ると展望台があり、さらにそこから階段を降りるとダムまで行ける。

 このダムには魚道という魚が遡上するための人工的な通り道が設置されていて、ダム脇の建物から螺旋階段を降りて魚道トンネルも見学ができるのだとか。ただし見学は土日のみのようで閉まっていた。

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 前週はずっと雨だったので貯水池も水量が多く放流が続いていた。

 ダムからの放流というと黒部ダムのそれを思い出すけど、規模こそ違うけどここの放流もなかなか見応えがある。水煙からはなんとなく龍でも上ってきそうな雰囲気もあった。

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 その後、もう夕方5時近くになっていたけど、さらに遡上して小河内ダムまで足を伸ばした。まあ玉堂美術館へ行くとこのパターンが多く、去年の秋だったかに行った時に続いて夕暮れ時のダム巡りみたいな感じだた。

 小河内ダムも放流を行われていたが、ここは幅も広くて白丸ダムのように垂直に落ちていくというのとは趣が違う。

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 この緩やかな傾斜と流れる水の中で水遊びでも出来ればさぞや気持ちもいいだろうと思ったりもしたが、この傾斜の先には垂直に落ちる滝があるので多分相当に危険なんだろうとは思う。まあ向こう岸までロープを張り、そこからまたロープをかけてそれぞれの人間に牽引すれば、そこそこのスリルある水遊びが出来そうだとか適当に考えてみた。バンジーとかに比べれば危険性は少ないだろうと思うので、関係者は一考してみてはどうかと。

 奥多摩湖はいつも来るのが夕暮れ時が多い。しかもウィークデイということで人も少ない。水のある風景はなんとなく心を和ますものがある。

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 ダム上の道は広く平坦なので、妻は運動をかねて車椅子を自走。その後、奥の遊歩道を短い距離を杖歩行した。こっちはというと寝不足のピークもあり、固い石のベンチでほんの数分だけど横になっていた。近場観光でほんのつかの間のんびりと時を過ごす。まあこういうのもいいものだとは思う。

 ウィークデイ、車移動で人のいない所を探して移動。コロナ禍の余暇の過ごし方としてはまあ上出来とか思わないでもないけど、みんながそれやったら結局人は多くなる。難しいところではあるけど、先週は雨続きでほとんど外出してないし多少は許されるかなとも思う。