昨日は午前中、妻の定期健診につきあう。15年前に脳梗塞を発病してから、一月に一度脳神経内科を受診している。といっても、医師から「変わりありません」と聞かれて、「ハイ」と答えてだいたい終了することが多い。あとは頭痛や首のコリを和らげる筋弛緩剤を処方してもらうだけ。半分、儀式のようなものだし、左上肢下肢機能全廃という障害はもうずっと以前から固定されている。あとは高次脳機能障害としての注意障害や認知レベルが低下しないかどうかということなんだが、こちらについても今のところは悪化はみられないのだけど、実は定期的に検査した方がいいのではないかと思ったりもしているのだが。
診療を終わり、会計等をすませて病院至近の調剤薬局で薬をもらって全過程を終了、時間は11時くらいである。診察が5分程度でもなんだかんだで1時間くらいかかってしまうのは致し方ない。その後はというと、いつものように妻のお出かけ欲求に応えることにする。車を買い替えたばかりなので、ちょっと足を延ばしてみるかと秩父方面を目指すことにする。以前から妻が行きたいといっていた宝登山ロープウェイというに行ってみることにする。
宝登山ロープウェイ | 秩父郡長瀞 | 関東有数の臘梅園、梅百花園、桜や小動物公園。秩父の町並み、武甲山・両神山など抜群の眺望。
ナビを頼りに行ったのだが、ここは長瀞駅の近くにあるようだ。しかしなんの予備知識もなし来ているのだから笑える。宝登山神社の脇の道を上っていくとロープウェイ麓駅の駐車場に着く。ただしそこから麓駅まではかなり急こう配な坂を少し登らなくてはならない。車椅子を押してなんとかなるかならんかギリな坂。とりあえず様子見のためにまず一人で上って駅周辺に行くと、従業員用の駐車場がありそこに障害者用の駐車スペースが2台ある（1台は多分業務車が止まっている）。その駐車場に行くにはいったん宝登山神社まで戻り、そこの駐車場の奥から入るようなのである。
そこで車に戻って妻にそのことを説明する。妻は杖でなんとか登れるみたいなことを言っているのだが、多分それはかなりしんどいと思う。
ぐるっと回ってから従業員用駐車場に車を止めてから麓駅へ。ロープウェイを乗る場所は勾配の階段上になっているので、そこのところは杖と手摺でなんとか歩く。車椅子は畳んでロープウェイに載せるのだが、そこのところは係の人にお願いした。
そして頂上に着くとそこから舗装されていない山道を登ると小動物公園、宝登山神社奥宮から頂上へとなる。勾配のある砂利道を車椅子押していくのはかなりシンドクて、途中で断念。妻は少し歩いてみたが砂利道の凸凹と手摺なしでこちらも断念。結局、自分一人で神社の奥宮にだけ行くことにした。まあロープウェイで高いとこまで来たというだけの観光でした。
ロープウェイを降りてくると時間は1時をだいぶ回っていたので、どこかで昼食をということになる。これもまったくノープランだったので、スマホで何となく検索して、秩父といえばわらじカツという選択を。一番有名なのが安田屋というとこらしいのだが、調べると月曜定休のよう。それで精肉店がやっている小鹿野の東大門という店をナビにいれる。
ここはメガわらじかつ丼という巨大なわらじかつが有名らしいのだが、還暦過ぎのジイさんなんでそういうのに挑戦する気はさらさらない。普通にわらじかつ丼とぶたのガッツリ丼を頼み、二人で分け合って食べる。
わらじかつは味付けしたロースの薄切り肉をかつにしたものだが、薄切りとはいえ思っていた以上に肉厚。わらじかつは以前、羊山公園の屋台みたいなところで食べたことはあるのだが、その時は肉も薄っぺらであんまりいい印象がなかったのだが、この店のわらじかつはけっこう食わせるというか、普通に美味しい。肉も柔らかったし、さすが精肉店直営だけあるかと思った。
そしてぶたのガッツリ丼はというと、これはご飯の上にキャベツ、その上に甘めの豚肉、そこに醤油がかかっているというもので、まあこっちの方もけっこうイケた。いずれにしろB級感漂っているのだけど、朝からほとんど食べていない空腹状態だったこともあり、二人とも完食させていただきました。
その後は秩父市内でまあ一番有名なところかなと秩父神社に参拝。
行きは関越で花園インター降りて秩父へというコースだったのだが、帰りは国道299号で正丸峠を通って帰宅した。
