下田観光

 今回の旅は基本美術館周遊目的なのだけど、1日くらいは普通に観光しないと妻のお出かけ欲求に応えられないということもあり、2泊の旅行中の1日を下田周遊にした。

 まず行ってみたのは寝姿山。

しもだ風魅 寝姿山(女性の寝ている姿に似てることからこの名前がついたそうです。) | 下田市

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                    「画像提供:下田市

 ここには下田駅から1~2分の下田ロープウェイに乗っていく。

下田ロープウェイ 寝姿山 ロープウェイ

 最初に案内されたのは山頂駅からの遊歩道は階段が続くので車椅子での利用は出来ないとのこと。また山頂駅には車椅子を置いておくスペースもないというので、売店の脇に車椅子を置いていくことが条件になるのだとか。ちなみにウィークデイで空いていたので売店脇に置くことが出来たけど、通常は車椅子やベビーカーは有料保管になるという。

 ロープウェイ上からの見下ろすと下田駅周辺はこんな感じ。

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 そんでもって山頂からの眺めはこう。

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 遊歩道は片側に手摺がある階段。妻にはちょっと難儀な感じであるか。

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 頂上付近には愛染堂というお堂がある。

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 天気もよく景色もきれいだった。見どころも限られているので、普通の人だとたぶん滞在時間は30分前後か。こっちは妻の身体のこともあり1時間ちょっといたように思う。

 その後はすぐロープウェイを下り、駅のとなりにあるモスバーガーで早目の昼食をとる。位置関係でいうとロープウェイ駅、回転寿司とモスバーガーうどん屋というファストフード系のお店が三店並んでいて、その隣に下田市駅近くで多分一番大きい店舗らしい東急ストアがある。帰りに東急ストアにもちょっと立ち寄ったけど、まあ普通のスーパーでした(当たり前か)。

 

 それから向かったのは海沿いにある道の駅「開国下田みなと」。

道の駅開国下田みなと

 海産物関係のお土産物屋があり、2階にはハーバーミュージアムとかじきミュージアムがある。実は前日の4時過ぎにここには立ち寄っているのだけど、いずれのミュージアムもとくにどうということのない観光地のそういうところでした。

 お土産物もまだ旅行はまだ1日あるのと、下田というと目玉は金目鯛の干物くらいということもありとくに物色もせず。すぐに道の駅のとなりにある下田港遊覧船乗り場へ行くことにする。

伊豆クルーズ(加森観光グループ) 黒船来航の地"下田"から、クルージング。

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 黒船を模した遊覧船で下田港を一周する。船の名前もペリーの乗っていた旗艦船サスケハナ号となっていて、乗船時間はだいたい20分くらい。空いていたので船尾にいたのだが、天気も良くて景色もそこそこ美しい。なのだが最初にカモメのエサ用カッパエビセンを買ってエサヤリばかりしていたので、実はあんまり景色らしい景色見てない。

 カモメはなかなか凛々しく、しかもすばやく放ったエビセンをキャッチする。こういうのって楽しいというか、つい歳を忘れてはしゃいでしまう。

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 スマホの望遠にしては割とよく撮れたように思う。昔々『カモメのジョナサン』という映画があったのを思い出した。あれってほぼカモメが飛んでいるだけの映画だったが割とヒットしたように思う。そもそも思弁的なカモメを主人公にした小説が原作だったか。確か五木寛之が翻訳してベストセラーになったのを覚えている。

 さらにカモメだけでなくなぜか鳶もエサに群がってくるのがちょっと珍しかった。

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 続いて行ったのは下田海中水族館

伊豆下田 下田海中水族館オフィシャルサイト

下田海中水族館 - Wikipedia

 入り口付近には屋外水槽があり、そこにはなぜかウミガメさんが元気に泳いでいる。至近で観るウミガメもなかなかオツである。手を入れると咬みつかれるとの注意書きもある大らかさが楽しい。何人かかまれて大泣きした子ども(大人)とかいるのではないかと想像する。

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 天然の入り江の中央に浮かぶのは浮遊円形水族館でアクアドームペリー号という船である。入り口から中央ドーム、さらにぺんぎん宿舎やアシカ館へは同じく浮きがついた浮遊回廊を通っていく。この回廊が潮の満ち干で高低ができる。行ったときはちょうど干潮だったようで入り口やドーム付近からはかなり急こう配になるので、車椅子を押しているとけっこうシンドかったりする。途中で何度かスタッフさんに手伝ってもらった。段差は前輪を上げないと超えられないのだけど、そこに急傾斜があると正直きつかった。

 イルカショーやペンギンショーはなかなか楽しい。

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 ウィークデイの昼下がりで、実は観客もまばら。密はまったくなく、逆にこの入場客で大丈夫かこの施設とちょっと心配になるような雰囲気。ショーもフレンドリーだが質は高く、最近行った鳥羽水族館あたりと比べても遜色ないくらいである。

 

 その他、お約束の水槽のクラゲたち。

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 帰り際、ドームから入り口に戻る途中の脇にあるイケスみたいなところでイルカがやる気なさげにお見送りをしてくれたが、時間も4時近くで完全にオフ状態にも見える。

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