住民税の支払い手続きのため市役所に行って来た。
いずれ来るだろう、来るだろうなと思っていた納税通知書が先週末に届いた。
市民税・県民税、いわゆる住民税は前年の収入にかかる。9月末で辞めたとはいえ、弱小零細企業勤めだったとはいえ、いちおう役員だったのでそれなりの収入もあった。なので相応には課税されるだろうとは思っていたけど。
友人からも、仕事辞めたときに「住民税は覚悟しといた方がいいぞ、けっこうビビルから」と忠告されていた。そのときは「わかってるよ」と答えた。
しかし、わかっちゃいるけど、いざ実際に通知書が来てみると、その中身を見てみると、正直気持ちが萎える。まあビビりはしないけど、けっこうシンドイ金額である。
若い頃から何度も転職を繰り返しているから、前年所得にかかる住民税の後付けロジックについてはけっこう慣れているといえば慣れている。大昔、多分最初か二度目の転職の後、納税通知が来てビックリしたことがある。ろくに貯金もない頃だったから、なかなか払えないでそのうちに督促まで来るようになって、あわてて分割払いの交渉に行った。毎月払いにして追徴金も含めて払ったような微かな記憶が。
税金や国保の支払いは猶予がないしある意味情け容赦なしだ。以前、会社で妻の国保の支払いが滞ったため、役所から給与の差し押さえの通知が来た社員がいた。もともと扶養に入っていたのだが、妻の収入オーバーで扶養から外れた。その後、妻の収入ダウンで国保税が払えなかったらしい。
妻の国民健康保険の支払いが世帯主のところに来るというロジックについても理解がなかった。妻の国保の支払いが滞って、なぜ自分の給与が差し押さえになるのか、まずはそこから説明して、毎月の給与から天引きで徴収して会社から役所に支払った。けっこう面倒くさい手続きだった。もちろんやんわりとだが、きっちり叱責もした。
まあ税金関係は逃げ隠れできないという教訓めいた話だ。
なので、まあ自分としては割とすばやく動くではないが、まずは原資となる金を別口座から引き落としされる口座に移して市役所の窓口に行く。税金は固定資産と同様に、引き落としの手続きをするためには第一期分を窓口で支払い、二期以降を引落しにする。とりあえず引落しにしておけば、忘れることもない。
窓口の女性とは世間話という訳ではないが、住民税が前年の所得にかかることは知っているけど、いざ金額を見るとみたいなことを話す。
「驚かれたでしょうね」と同情される。それから「どうします、まだ期限はまでは日にちありますけど、一期のお支払いは」と。
期限は6月末日であり半月後にはやってくる。
「あっ、今日払っていきますので」
年金をまだ満額もらっていない自分にとっては、一月分のかなりの分を占めるような金額が財布から出て行った。