坂戸周遊~浅羽ビオトープ

 午前中に掃除をする。いつもはだいたい土曜日の午後にダラダラとやるのだけど、今日は割と気合入った。それから昼飯作って妻と一緒に食べる。食後のんびりしたかったのだが、妻はすぐにお出かけモードで散歩に行こうという。最近は、先に車椅子を出して、妻が先に出かけて、後から追いかけることが多いのだが、今日はすこし時間ひっぱって3時過ぎに一緒に出掛ける。

 ここのところずっと富士見の緑道の方に行くことが多かったので、今日は坂戸駅の方を目指す。坂戸駅周辺で昔、世話になった大先輩の家を探す。30年近く前に一度遊びに行き泊まったことがあるのと、数年前に会社の届け物をしたことがあるのだが、場所がどうしても思い出せないで、駅の周辺をぐるぐると回る。どうにも見つからないなと諦めかけていたところ、ようやく見つけたのだが、家は古びていて雨戸も閉まっている。なんとなく人が住んでいるような雰囲気がない。庭の植木はそれなりに手入れはされているようだったけど。

 たしかご存命のはずなんだが、年齢的にはもう80代後半くらいになっているだろうか。ひょっとすると施設にでも入られたのかと想像する。駅の近く徒歩3分くらいのところにあるが、家は築50年は経過していそう。お子さんがいらしたはずだが、もっと利便性のあるところに住んでらっしゃるのかもしれない。結局、昭和時代に家を建ててもこういう風になっていく。マイホームという昭和時代の夢がゆらゆらと陽炎みたいにして朽ちていく。そんな感じがした。

 それから車椅子を押して行くと、妻がデイサービスとかで話を聞いていて餃子が美味しいという小さな中華屋の前を通った。で、ちょっと小腹が空いていたので、餃子と生、そしてラーメンというちょっと遅すぎる昼飯、早すぎる夕食となる。店の名前は「ちゃおす」といいまんま餃子という意味である。店内は狭く、自分らとは別に男性が一人で同じようにビール餃子している。その間もテイクアウトで餃子を買いに来る客が途切れることなく続いている。地域の人気店というやつか。

 餃子はまあ上手いけど、肉肉している。まあ餃子っていうのは美味いといっても、飛びぬけて美味いという訳ではなく、どの店の餃子も割と美味いみたいなイメージがある。そういう意味ではまあまあ美味かった。

 それからなんとなくダラダラと歩いて行くと、以前から気になっていた浅羽野のビオトープの看板があったので、そっちへ行ってみる。妻も以前からどんなところかと興味があったみたいだ。

 ビオトープっていうのは、まあウィキペディア的にえば生物群集の生息空間を示す言葉で、生物空間、生物生息空間とされる。自然観察が出来る場所で、規模の小さいものだと小学校とかの一角に池やら田んぼとか作って、そこにドジョウとかタニシとかがいてみたいなやつである。そしてだいたい腕白小僧が落ちると。

 ビオトープの手前には土手みたいなところに遊歩道が敷設されていて、これは高麗川ふるさと遊歩道という。

高麗川ふるさと遊歩道 - 坂戸市ホームページ

 ビオトープはその遊歩道を下ったところで、うっそうと草や木が生え茂っている中にある。そこには高麗川にそって遊歩道があり、まあ自然に親しむことができる。ただし夕方で時間も5時を少し回っていたので、ビオトープの中を歩くのはやめて高麗川遊歩道の方をしばらく歩くことにする。きちんと舗装された遊歩道なので、途中で妻は車椅子を降りて短い距離だけど歩いたりもした。

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 その後は遊歩道を降りてから田舎道から住宅地を歩いた。途中で散歩中のおじさんに一本松駅への道を聞いた。それからしばらく歩いていると、おじさんがわざわざ引き返してきて道案内をしてくれた。このへんの住宅街は道入り組んでいて判りにくいからという。親切な方で有難かった。

 その後、一本松のヤオコーで買い物をしてからまただらだらと歩いて帰宅した。スマホで歩行距離を確認するとこんな感じだった。

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