レコードプレイヤーを買う

 持っているレコードプレイヤーは多分もう何年も使っていない只の箱状態にある。元々、10年以上前にヤフオクでゲットしたもので、落札価格は多分1万5千円くらいだったか。30年前の普及機だがそれでも10キロくらいはあるから、一応ターンテーブルとしてはそれなりである。なんとなくその頃の感覚ではレコードプレイヤーは重さが命みたいな訳もわからん感覚があった。

VICTOR QL-Y44Fの仕様 ビクター

 さすがに只の箱では手狭な部屋では無用の長物、廃品回収にでも出すかとよく軽トラで回っている業者に聞いてみると、500円くらいで引き取りますという。念のためヤフオクで調べてみると、なんとなんとまだ1万から1万2千円くらいで出品されている。完動品だと1万5千円くらいのものもある。

 念のため調べてみると電源は入るしターンテーブルもきちんと回る。でもレコードに針が乗ってもすぐに戻ってしまう。多分カートリッジ回りの整備すれば動くようになるだろうけど、まあ邪魔だしということでハードオフに持っていく。ついでにどうせ使わないのだからとオーディオテクニカイコライザーをセットで持ち込みと、査定に15分くらいかけて2500円という。まあ廃品回収で500円取られるならということでそのまま置いてくる。

 そうなると手持ちのレコードは不要となる。すでに何回かの引っ越しの間に最大500枚くらいはあったはずのレコードもすでに100枚はきっている。これは役所とかに問い合わせると燃えるゴミの日に出せるらしい。いよいよレコードもおさらばかと思う。まあ手持ち100枚のうち三分の一くらいはすでにCDで買い直している。でも、なんとなく淋しい。

 そこで割とチープでいいのでと中古のプレイヤーをヤフオクで物色してさっそくゲットすることにした。それがこれ、デノンDP-200USB。

 まだ現役で新品だと2万前後で売っているものらしいのだが、当然中古。動けばなんでもいい的な感じで送料込みで5千円くらいでゲットした。中古業者から落札したので、梱包も厳重。開けるとまずベルトドライブの装着という面倒くさいところから始めなくてはならないけど難なくクリア。オーディオラックにはやはり先日購入したネットワークオーディオがあり、取り合えずその上に置いてみた。

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 それで早速、手持ちのレコードを何枚かかけてみる。取り合えずこんなの。

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 まあ普通に聴こえる。もともとさほど音には拘らないタイプなので全然問題ない感じ。ちなみにデューク・ジョーダンの「JEALOUSY」は昔入り浸っていた横浜野毛のダウンビートでかかっているのでジャケット手にとって見てたら、マスターが知り合いから委託販売頼まれたけど買うみたいに言ってきて、つきあいで買ったものだったか。タンゴがあったりして割と気に入っていて、一時よく聴いていた。マシュマロ・レコードというインディーズ系で、この演奏自体は日本でのみレコード化されたものだとか。

 このDP-200USBは名前のとおり、USB端子があってそこにUSBメモリをさして録音ボタンを押せば簡単にかけているレコードをMP3として録音できるのだとか。そうなると手持ちレコードのデジタル音源化も可能ということになる。また一つ生きるモチベーションが生まれたというか、しばらくは遊べそうである。