休日出勤という罰ゲーム

 午後遅く、急遽会社に来ることにする。

 昼過ぎに掃除をしてそれからのご出勤である。

 仕事はというと、週中にオンライン会議があるのでそのための資料読みと資料作り。取引先から送られてきた資料が、圧縮ファイルで2分割だったので嫌な予感がしていた。画面で全部見るのはしんどいので、印刷してみるとこれがもう半端ない。さすが2分割にしてくるだけある。複合機は1分間に50枚くらい印刷できるので、印刷自体はあっという間なんだけど、みるまに分厚くなる紙の束。終わるとそこにはほぼタウンページ1冊くらいの紙が。

 大会社でしっかりとしたマニュアルを整理しているというのはわかるけど、こういう大分な資料をぼーんと送りつけてきてどうだみたいなのは正直どうかと思う。こんなもの全部読み込むような暇な人いるんだろうかとも。まあ絶対に外せないような上客ではあるんだが、これはないなと思う。

 そこでまずパンチで2つ穴開けてファイリングする。仕様に応じて三分冊にしてみる。それからざっと目を通す(本当にざっと)。こんなものきちんと読み込んだりしてたら、時間いくらあっても足りない、それから業務の流れに応じてインデクスをつけて、確認事項やなんかを付箋メモ貼ったり。途中でしみじみとこれは間違いなく罰ゲームなんだろうなと思い始める。

 

 それから現在の仕事の流れとそれが今回先方から要望されていることによってどのように変わるか、ざっと仕事の流れをフローチャートにしてみる。こういうことになるとあまり使わないパワポの登場となる。しかしたまにパワポ引っ張り出していると、けっこう使い方を忘れている。テキストボックスだの図形だのといじくり、線だの矢印だの引っ張って。まあじょじょに思い出してきて、だいたい1枚の紙芝居作るのに15分くらいか。現場の仕事の流れ、新規業務の大まかな流れ、たぶん換用できる業務の流れとかを図にして3枚。問題点とかそのてをテキストにして1枚。なんだかんだで4枚分くらいの資料をまとめて終了。

 こんなことを64になったジイさんがやっているということに関しては、なんとも微妙な憤りを感じたりもする。もっともこういうのは誰かに言われてやっているのではないので、あくまで自分のためでもあるし、仕事をスムーズに進めていくためでもあるのだけど。しかしこんなことやっていて、仕事辞められるんだろうかとしみじみ思う。

 仕事は、たいていの仕事は、概ね罰ゲームであるというのが今日の教訓。