休日出勤とか社員の通院とか

 社員2名が心系の病気という緊急事態。別に月100時間とかの残業もないし、どちらかといえば年間で10時間もあるかないかのホワイトというかなんというか、そういう会社なんだけど。それで1名はすでに休職に入ったんだけど、1名は休職はしたくない、職場は変わりたい、少し面談等で話をすると具合が悪くなって何日も休んでしまう。

 そういうことなので医師と会社の三者面談を行うことを本人に提案した。会社としては医師の意見を聞きながらできれば良くなるまで休ませたいということにした。もっとも自分は立ち合わず、別の人間2名を行かせることにした。それでこの間の経緯をA4二枚くらいにまとめて医師に説明するようにと渡した。

 とはいえ自分は立ち合わないとしても一応念のため病院には向かって待機。医師と面談終了後は立ちあった人1名と会社で会うことにして早々に病院を後にした。正直にいうとそういう病院は苦手。なんか自分まで具合が悪くなってくるという。

 長生きしているせいか、こういう病気の社員や同僚を何人か知っているし、休職させるため、あるいはその復帰のために医師との三者面談とかも何度か経験している。いろいろな考え方があるとは思うけど、必要なのはもう粛々と業務として行うということ。悪いけどへんに感情移入してもあまりいいことない。

 もう10数年前だけど、やはり心の病で社内で過呼吸の発作とかを起こして救急搬送を繰り返した方がいた。1年くらい休んでもらったけど、本人は元気です、仕事したいですと言い続けた。そして、医師の意見を聞きながら慣らし出社をさせてもまた発作を繰り返すとか。

 自分から病気です、医師と会ってください言ってきた人もいる。三者面談の後で3ヶ月休養とって快癒された。職場復帰後、請われて他社に移った定年まで勤められたという話を聞いた。人生いろいろ、病気も個々としかいいようがない。

 会社に先に着いたので、いろいろ抱えている仕事をやろうかと思ったのだが、ちょっと考え方を変えて現場仕事をした。ちょうど大口の注文が来ていたので、本を2000冊弱出庫した。慣れないうえに老骨の身だから多分、人よりはかなり遅い。途中、病院から戻った人に報告をもらい今後の対応について一郎指示してからまた本の出庫に戻る。なんだかんだで3時間ちょっとくらいやってただろうか。まあ体力面でいえばヘロヘロにはなったが、こういう無心でできる作業も必要だとは思ったりもした。

 もともと体力勝負の本屋あがりである。朝に荷物が多いときに、店長から午前中にこれ店出ししとけとか厳命されると、「お〜、いっちょやったろうじゃないか」みたいに変にテンション上がるほうだった。まあとにかく本に触る仕事している分にはなんも文句はない。