休日出勤

 10日の日曜日もそうだったし、今日も出社した。まあ4〜5時間だけどみっちりと肉体労働をした。今週はほぼ毎日肉体労働系、作業系をこなしている。丸々7日間仕事をするというのも本当に久々なことだ。システム関係や端末のセッティングとかNASの設定とかで、土日を全部つぶして仕事っていうのはここ5年くらいのとこでも何回かあるにはあったけど、作業系でこういうのは本当に久しぶりである。いや実際のところ何十年も前の出版社時代かもっとそれ以前の書店時代くらいか。

 まもなく64になろうかというのに、なんでこういう羽目に陥ったといえば、やっぱりこれは新型コロナのせいである。現場系の仕事のため基本テレワークだの在宅だのというのは無理。それでも従業員の感染リスクを減らすためにはと考えて、出勤調整を行い出社率を3割減にしてみた。だいたいにおいて緊急事態宣言以降の措置である。

 世の中も自粛自粛なので、仕事も当然暇になるだろうから3割減にすればちょうどいいかなみたいな目論見だったのだが、これが思いの外、業量が減らない。そのうえでGW明けにある程度集中したオーダーがきている。となると3割減では仕事が回らなくなってくる。

 感染リスクを考えての措置なので、仕事に優先順位をつけて取り組めとか一応言ってはあるのだが、そうはいってもそのまま先送りしても後で困るだけみたいなこともある。なのでどこかで帳尻を合わせなくてはならない。出社した日にパートに時間延長させたり、職制に残業させたりとかでなんとか凌いでいるが、それでもこなせない部分がでてくる。

 なので、老身にムチ打って落穂拾い的に残務整理をしている。なので今週は体のあちこちが痛む。まあふだんから運動不足だし、ふだんの仕事はパソコンの前で数字弄ったり、様々な文書作ったりばかりだから、これはこれでいいかなと思ったりもする。幸いなことに多少の無理いわせても、どうにかこなせているのだから、それはそれで健康の証なのかなと思ったり、思わなかったり。糖尿、高血圧で高脂血症とか成人病の三冠王みたいなとこもあるので、多分あんまりいいことではないのだろうけど、どうなんだろうね。

 それでもいわゆる出品作業とかをぎこちなくやっていると、20代の本屋で働いていた頃のことを少しだけ思い出したりもしないでもない。あの頃はもう半端なく働いていた。無理無体な店長の言いっぱなしに上等じゃないかと、毎日どうだろう、400〜500万くらいの商品(金額レベル)を午前中のうちに品出しして汗だくになっていたっけ。空調もないとんでもない本屋だったが、毎日、本に触れているだけでまあなんとかなっていた。

 もはや相当に弛み切った身体だけど、こうやって毎日作業していれば、多分それなりには感覚戻ってくるかもしれないなとか思ったりもする。本に触って、本を運んでナンボの仕事である。なんかキャリアの最晩年になって、ほぼほぼ初心にもどりつつあるような感覚。

 無理してぎっくりとかにならないように注意かな。絶対、みんあ笑ってくれそうな気もしないでもないから。