昨日、今日と社員面談を行った。これも多分、自分が経営に携わるようになってから導入したものだが、職制に人事考課をさせてその評価をもとに社員一人一人と面談を行い、評価点の低い者はその部分を改善するようにとか、評価の高い者はその調子でとか。
ずっと定昇のみの会社でベアとかもつけられない零細だが、それでも人事とか評価を恣意的にやっているのではないということと、人事考課をきちんと記録化させるためにやっている。良くも悪くも経営的アリバイ作りみたいなもの。
それでも何年も続けてくると、部課長にもある程度人事評価というものが業務として意識付けられる部分もあるので、やらないよりはやるほうがマシと思う部分もある。
しかし、ほとんどの社員とは友好的というかフランクに話ができるのだが、一二名、昨今の流行りのせいもあるのか、ハラスメントを言い募る者もいる。しかし、そのハラスメント被害が例えば十数年前のことだったり、伝聞推定のものだったりとか、きちんと本とかを読んでいない者ばっかり。
上司と部下が冗談を言い合っているのを聞いていて、ハラスメントだと言ってくるのとかもある。
「Aさんが B君にひどいハラスメント発言をしていました。あれは酷いと思います。」
「で、どんな内容のことでした?」
「内容は忘れました」
などなど。
あと、今回面談の途中でICレコーダーを見せて、録音しているとアッピールするのもいたとか。
なんというか「ハイハイ」って感じ。
まあ録音内容をどこに出しても困ることなどないようなことばかりなんだが。なんか労使関係も殺伐としているような気がする。自分はもう労働者の側じゃないのかもしれないが、正直いうと組合でも結成してまともに労使でやりとりした方が、ある意味いいのではないかと思ったりもする。
リストラなどやったことも、多分これからもやることはないだろう中小零細でもこういうことが茶飯になってくるのかと思うと気が重い。まあそれだけ働く側も給料上がらないし、ささくれているのかもしれないけど。