回らない寿司屋で食す

 うちの子どもは無類の寿司好きである。

 まあそのように育ててしまった責任はほとんどが親の自分にある。子どもが小さい頃から、回る寿司屋によく連れていった。子どもが喜んで食べるものだから、ついつい頻繁に行くようになった。食い意地のはった子どもは、それこそ食べ過ぎて吐いたこともあった。それでもまだマグロ、マグロと要求するくらいに。これも全部、親の自分が悪い。本当に子どもにとって必要なのかとかを判らない親バカである。今頃になって反省している。

 当然、子どもは小さい頃はコロコロと太っていた。高校に上がる頃からかなり痩せてきてこれは良い傾向であると思ったのだが、大学でのほとんど体を動かさない生活のせいかまた太り始めている。余談である。

 子どもは今更ながらに寿司が大好きで、我が家は月に何回か回る寿司屋に行くのが通例となっている。とはいえ、いい年して寿司は回るものばかりというのもちょっと不憫な気もして、ここのところ比較的家から近い回らない寿司屋にも連れていくようにもなった。親バカなのである。

 よく行くのは二軒の寿司屋である。子どもにはお好みで握ってもらうか、上握りを。自分は飲みながら刺身を少しみたいな感じで2時間ぐらい過ごす。子どもは酒もいけるクチだが、基本は食べるの専門である。本当に魚好き、寿司好きなのである。

 今回も自分は焼酎のお湯割で少し刺身を適当に。子どもはたらふく寿司を食していた。追加で鯖の刺身と変わり種として鯨を握ってもらった。鯖はたいへん美味く、鯨は当然のごとくちょっと微妙ではあったが、子どものリクエストで一貫だけ自分が食べた。

 まあ、こういうのも小さな幸福ではないかとは思っている。

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