家族三人で上野で遊んだ。
1時半過ぎに上野のパーキングセンターに着く。15分くらい待ってようやく車を止められた。
いつもだとエレベーターに載って上野公園の傍にある歩道を歩いて文化会館前に出れるのだが、工事のため歩道が使えない。結局、京成の駅まで歩いてぐるっと回って上野公園に入る。
やや上りの公園内の道を車椅子を押して歩いていくと左手の不忍との間に上野精養軒がある。上野といえば精養軒ともいうべきこの歴史あるレストランで一度も食事をしたことがなかったので、ちょう昼食もとらずに来たこともあり、入ってみようかということになった。
ここには結婚式場やきちんとしたフランスレストランがあるが、まあお上りさんは、カフェレストランの方で軽食か喫茶というのが普通のようだ。カフェランランドーレの方は、昼をだいぶ回った時間でも満席で外で15分くらい待たされた。
中に入ると、なにか老人の団体さんがおり、あちこちのテーブルで相当なお年の方々がコーヒーや紅茶で談話されている。何席かでは瓶ビールが数本、男性老人が少し大きめの声で話をしていた。こういうのがあれば、昼過ぎでも満席になるのも仕方がないかとは思った。少子高齢化社会である。
席は遠くにに不忍池も木々の間から見ることができる窓側の席。カミさんと子どもはやや高めのプレート、自分は一番リーズナブルで、割と有名なオムライスを食した。
上野でのちょっと高めの昼食。庶民の細やかな贅沢というところだろうか。