マグリット「大家族」

 宇都宮美術館の常設展示では、この美術館の目玉とでもいうべきルネ・マグリットの「大家族」を観た。この美術館にはもう3回くらい来ているのだが、貸し出し中やらなんやらで一度もお目にかかっていない。もっとも京都市立美術館でやっていたマグリットの回顧展で多分一度観ているようにも思う。この回顧展、確か新国立かなんかでやっていたのを見逃して、京都まで追っかけたんだと思う。

f:id:tomzt:20190519082949j:plain

 これ宇都宮美術館の開館にあわせて6憶で購入したものだとか。シュールリアリズムといってしまえばそれまでの作品だが、正直理解不能。まあ普通に面白がればいい作品と思えばいいのかもしれない。

 マグリット自身、かなり人を喰ったタイプの人だったようだし、それこそ毎日スーツを着て、ネクタイをきちんと締めて、台所でこういう意味不明な作品を描き、それにまた作品とはまったく連関しない題名をつけた。多分、観る者を困惑させて、それを愉快に感じる確信犯だったのではないかと、そんかことを勝手に思っている。